見出し画像

[実は同じ?] 違って見える同じもの

最近問題になる、バイトテロに、誹謗中傷、からの炎上。
その多くが人々のネットに対する意識不足、知識不足、そして認識の錯誤から来ています。
「違って」見えても「同じ」に見える図形に文字、それらの持つ意味とは果たして何なのか...?

工夫した点

簡潔に、それでも深く、意味が分かった瞬間に「ああ」と誰もが思えるようにシンプルに作り上げました。
いくつかの錯誤を並べただけのようにも見えながらも、そこには思わぬ深い意味がある...
そんな広告になるように工夫しました。
そして最後の文字、広告のタイトルとも言える文字もまた、「違って」見えるけれど「同じ」であるというこの広告の伝えたい意味を込めた錯視で仕上げました。

制作した広告画像はこちら!

画像1

少しポスター風な、それこそ駅の構内であったり、車内広告であったり、多くの人の目に触れるような場所にこそ是非貼って欲しい、そんな広告です。
元々はサイズを考えずに作っていてそれ自体はまさにポスターそのものだったのですが、そのプロトタイプからかなり大きく変えて今の形となりました。

ぜひ広告の意味はこの広告を見た全員に自分で考えて欲しいです。
.
.
.
.
.
.
.
.
考えましたか?
それでは答え合わせです。
と言っても謎解きではないので見ればわかります。
「違って」見えるいくつかの図形の中に「REAL(現実)」と「INTERNET(ネット)」という文字が紛れています。
文字も含めて、この図形は紛れもなく「同じ」ものです。


...もう一度、
文字も含めてこれらは”全て”「同じ」ものなのです。
ネットは現実世界の上に成り立っているもの、言うなれば「現実世界」そのものなのです。
この記事を書いている私を含めて、画面の向こう、ネットの世界にいる人々は(現時点では)全て人間です。

「現実」の対義語は「架空」あるいは「仮想」、しかし先ほど言った通り、
ネットは現実であって架空の世界ではありません。
この文字もSNSなどで流れてくる文字も全て人が書いたもので、架空世界の存在しない人物が書いたものではありません。

仲が良くもない、初対面の人物に「死んでしまえ」なんて面と向かって言えますか?


...おそらくあなたがよほどの戦闘民族か、人類に強い恨みを抱いた異星人でない限りは流石に言えませんよね?

でもSNSにはそんな言葉がありふれています。
ではなぜ、そのように「現実世界」では面と向かって言えないようなことを同じ「現実」にあるネットでは言えるのでしょうか...?

そこが、この広告、「違って」見えても「同じ」が持つ意味、伝えたいことなのです。


...多くの人が勘違いしてるところだと思います。
もちろんよく理解している人もいますが、そのような人ばかりではない現状、少しでも多くの人がこの広告によって、あるいは自分自身で調べ、理解して少しでもネットは「現実世界」にあるものなのだと理解する人が増えればとても嬉しく思います。

プロジェクトを終えて

普段こうして考えたことを画像などで視覚的に表現する機会がほぼ無かったので、それをじっくり時間をかけてやってみるというとてもいい経験になったと思います。
とても興味深いプロジェクトでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?