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手の上では小さく見えるタバコも、道にとっては大きなゴミになるんです。

実はポイ捨ての半数以上はタバコです。他のペットボトルや空き缶などのゴミに比べて、タバコはサイズが小さく、捨てることに対しての罪悪感が少ないというのもタバコのポイ捨てが多い原因の1つです。
道に捨ててあるタバコと手のひらでいつも見ているそのタバコ、もちろんサイズは一緒です。ですが、手のひらでは小さく見えても、道にとっては大きなゴミであるということを忘れないでください。

■ 工夫した点

ポイ捨ての半数以上はタバコ!ということを知って、錯視効果を入れたポイ捨て防止の広告画を作りました。

錯視効果で広告の印象を強めると同時に、大きさの恒常性という錯視効果によって道に捨ててあるタバコの方が、手のひらにあるタバコより大きく見えるようにしたことで、錯視効果に「手のひらでは小さく見えても、道にとっては大きなゴミ」というメッセージ性を持たせました。

他にも、フリー素材の道の画像を使ったのですが実際の道を写した写真のため、かなりリアルな画像でタバコの絵柄と合わなかったため、道を現実だと不自然なくらいに明るくしたり、周りの景色をぼかしてリアルさを消す加工を施した点も工夫しました。→①

また、最初はタバコを2つ置いていただけだったのですが、小さく見える手前のタバコを手に持たせるように合成したことで、錯視効果にメッセージ性を持たせました。→②


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■ 制作した広告画像はこちら!

画像3

「手の上では小さく見えても、道にとっては大きなゴミになる」というメッセージを大きさの恒常性の錯視を利用して表現した広告画。
文字を使わずに、錯視を使った画像だけで表現した。
ポイ捨ての半数以上を占めるタバコのポイ捨てにターゲットを絞り、人の心に訴えかける広告。

■ プロジェクトを終えて

錯視効果を使った画像で自分の意見を訴えるという、新しい意見の伝達手段を知り、習得することができて、いい経験になった。
他にも、広告画の作成の過程で画像の編集技術や、加工技術が身についた。

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