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世界遺産知床。フリープランでまったり自然を学ぶ旅・前編

はじめに。自分の旅行のスタンス

旅行が好きです。というか、知らない土地で初めての空気を感じることが好き。

転勤族だからでしょうか。
旅行でも何でも、新しい土地に行く度にここはいつか自分が住む町になるのだろうかと心のどこかで考えているような気がします。

なので、旅行好きとは言っても観光地で予定を詰め込んで分刻みでタスクをこなす系は苦手。
その土地のものを味わったりして暮らすように過ごしてみたいタイプです。

せっかく旅行に来たのなら行けるとこ全部巡りたい!というアクティブ派には物足りないかも。
それでもいいよ、あるいは自分も同じタイプだよ、という方は読んでくださると嬉しいです!


世界自然遺産、知床。

2005年に世界自然遺産に登録された知床。
北半球の中で流氷がたどり着く最南端であり、その影響を受けた海と陸の生態系の豊かな繋がりが評価されたそうです。

ざっくり言うと
流氷によって栄養が運ばれた豊かなオホーツクの海をベースに、多種多様な生物が共存し、自然豊かな生態系を作り上げている稀有な地区、ということ。

たくさんの希少な動植物の宝庫ですが、世界遺産登録されたことでその環境を壊さずに維持することが難しくなってしまったのも事実。
そのため観光や山歩きを楽しむためにも、まずは知床について学ぶことが重要になります。
そして知床はそのための施設がとても充実していました。

遊覧船に乗って遊歩道を歩いて写真を撮っておしまい、では勿体ない!
環境省プリゼンツのビジターセンター(フィールドハウス)を巡る旅が想像を超えて面白かったので、好き勝手に理想の知床フリープランを語っていきます!

実は4度目の知床。ベストシーズンは?

住んでいる場所からは車でおよそ3時間。
せっかくなら道東にいるうちに知床を味わい尽くしておきたい!
出来ることなら四季折々の雄大な自然を目にし、あわよくばカメラに収めたい!

そんな思いから、実は知床に来るのは今回で4度目です。

一般的なハイシーズンは6月〜8月とされています(日が長く散策向けなシーズンですよね。)が、
個人的には道東らしい魅力溢れる冬こそおすすめです。
滝は凍りつき、流氷にオオワシが舞う厳しくも美しい景色は、別世界へやってきたことを強く感じさせてくれますよ。

そうは言っても、この気持ちいい初夏の知床もまた美しい。
今回の目的は、この時期に根室海峡にやってきているシャチを見ることが目的です。運がよければマッコウクジラを目にすることが出来るかも!
世界でも稀な、陸から深海に住むクジラを眺められるチャンスにテンションが上がります。

道程と計画の注意事項

北海道庁のHPから地図を借りました

ブルーの矢印がドライブルート、ピンクの星がオススメスポットです。

小さな半島に見えますが、峠を超えると天候すら異なる別の地域。峠は霧も出やすいです。運転はお気をつけて。
なお、知床峠は冬季は通行できません。

また、半島の先端は一般人では入れません
冒険レベルの断崖絶壁です。
観光船で海から半島を眺め、たくさんの滝やヒグマやエゾジカなどの野生動物を見るのが一般的なツアーです。

さらに、有名なカムイワッカの滝を体験できるのは夏のみ。7月からです。
また知床五湖もヒグマの活動期(5〜7月)はツアーガイドさんの同行が義務付けられています。おっと、こちらも冬季は立ち入ることはできません。

ざっと思いついたものだけでも結構な制限がありますね。
団体ツアーに参加するなら気にしなくてもいいですが、個人で行こうとすると事前の情報収集は必須です。
厳しい自然界、野生動物の住処にお邪魔するのですから。

今回の道程

さて、今回は6月の後半。まだカムイワッカの滝登りは出来ませんが、今回の目的は陸からのホエールウォッチングです!

まずは知床の玄関口、ウトロにある知床世界遺産センターにお邪魔します。(ピンクの星①です)

知床の魅力と
観光する上での注意事項がよくわかる

綺麗な施設に興味深い展示がたくさんあり、知床の稀有な生態系や、そこで暮らす生き物達の様子など、さくっとお勉強できます。

そうそう。冬は4時には真っ暗だよ

ここで知床の全体像をざっと学んだら、いよいよ出発です!

後編に続く。。

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