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<2023年2月>日米株マーケットの注目ポイント

次回FOMCは、利上げペース鈍化の可能性

<2月:米国の主要スケジュール>

(日本時間)
・2/2:FOMC(連邦公開市場委員会)、ISM製造業景況指数(1月)
・2/3:米国雇用統計
・2/4:ISM非製造業景況指数
・2/14:CPI(消費者物価指数)
・2/23:FOMC議事要旨

 3万3000ドル近辺でスタートした年初のNYダウは、1月中旬に一時3万4000ドルを突破しました。ただ、その後は米国の利上げの長期化が懸念され株価は反落、下旬にかけては再び3万3000ドル近辺での動きとなっています。一方で、NYダウに対して出遅れていたナスダック総合指数は比較的底堅い動きとなっています。

 引き続き、米国株市場の関心は、米国の「金融政策の行方」です。日本時間の2月2日には、FOMCの政策金利が発表され、その直後にはFRB議長による会見も予定されており、ここにマーケットの注目が集まりそうです。

 この2月のFOMCでは、0.25%の利上げを実施し、12月の0.5%から利上げペースを引き下げることが見込まれています。年央以降、利上げが据え置きとなり、景気の底打ち回復が見えてくると、株式市場にとってはポジティブ要因となりそうです。

日本株市場は閑散、調整の相場習性を持つ

<2月:日本の主要スケジュール>

・2/14:四半期実質国内総生産(GDP)
・2/24:全国消費者物価指数(CPI)

 2月の日本株市場は、日米の金融政策の動向に左右されそうです。また、3月決算企業の第3四半期の決算発表シーズンが後半戦に入り、上方修正や下方修正が出た銘柄に注目が集まることになりそうです。

 日経平均への寄与が大きいファーストリテイリング(9983)が2月28日を基準日に1対3株の大型株式分割を実施する予定です。ファーストリテイリングの株を購入するために、ほかの銘柄が売られる可能性もあり、相場の波乱要因となるかもしれません。

2日のアップル、ソニー、9日のトヨタ自動車の決算に注目

 今回の決算発表シーズンは10日をピークに14日で一巡します。相場へのインパクトが大きい企業として考えられるのは、2日のアップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)、ソニーグループ(6758)、3日の日本郵船(9101)、7日のソフトバンクグループ(9984)、9日のトヨタ自動車(7203)などです。

 主な日米企業の2月の決算予定日は以下の通りです。

<2023年2月:主な日米企業の決算予定日>

 太字=相場へのインパクトが大きいと考えられる企業

1日
日本株:日立製作所(6501)、京セラ(6971)、キーエンス(6861)

2日
日本株:ソニーグループ、村田製作所(6981)、パナソニックホールディングス(6752)、みずほフィナンシャルグループ(8411)、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)

米国株:ハネウェル、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)

3日

日本株:日本郵船(9101)、三井物産(8031)、エムスリー(2413)

6日
日本株:住友商事(8053)、日清食品ホールディングス(2897)、ワークマン(7564)

7日
日本株:ソフトバンクグループ(9984)、バンダイナムコホールディングス(7832)、三菱重工業(7011)

8日
日本株:東レ(3402)、ディー・エヌ・エー(2432)、富士フィルムホールディングス(4901)
米国株:ウォルト・ディズニー(DIS)

9日

日本株:トヨタ自動車(7203)、三菱地所(8802)、日本電信電話(NTT・9432)、東京エレクトロン(8035)
米国株:ペプシコ(PEP)

10日

日本株:オリンパス(7733)

14日
日本株:日本たばこ産業(2914)
米国株:コカ・コーラ(KO)

記事作成日:2023年1月20日

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