【初めての株式投資】憧れの車に乗るために積立投資
新しいクルマが欲しい、と思っても、車は高額な買い物。いろいろとモデルチェンジも進んでいるし、搭載されている装備も高性能なものになってきています。
「憧れのあのクルマに乗りたいけれど、高くて今は手が届かない」
「だからといって、ローンを組むのも心配だし、金利を払うことになるのでちょっと...」
そう思う方も多いのではないでしょうか。
憧れのクルマに乗るためにお金をためたい! そんなときに積立投資を取り入れてみるのはどうでしょうか?
投資で積立?
「積立」というとコツコツ預金するというイメージがありますが、実は株や投資信託などの投資でも積立をすることができます。
積立投資とは、積立預金のように、定期的に一定の金額で投資信託や株式を買い付けていくことです。
現在の低金利が続いている日本の場合、銀行預金の利回りは低くなっています。銀行でコツコツ積み立てても、お金が減るリスクはありませんが、お金を殖やすことはなかなか難しくなっています。
一方、株式などの投資の場合、より高いリターンが期待できますが、お金が減ってしまうリスクを避けることはできません。
その投資リスクを軽減しながらより高いリターンが期待できるのが積立投資です。
株式や投資信託を定期的に定額で購入すれば、「ドル・コスト平均法」により高いときに集中して投資してしまうリスクを避けることができます。
積立投資のしくみや、メリット・デメリットについて、詳しくはこちらをご覧ください。
300万円を達成するには
たとえば、300万円のクルマを購入する場合を考えてみましょう。
毎月5万円積立するパターンで、定期預金と積立投資のそれぞれでシミュレーションしてみます。(税金は考慮しません)
まず、銀行の定期預金で積み立てた場合を計算してみましょう。
金利が0.002%の場合、5年0ヵ月で元本が300万円に達し、利息は148円となります。5年間積み立てても、現在の低金利では利息は148円しかつきません。
次に、投資で積み立てた場合を計算してみましょう。
積立投資で利回り3%と想定すると、4年8ヶ月で元金2,800,000円、運用収益約201,000円、計3,001,000円となります。
積立預金に比べると約20万円の違いがあることがわかります。投資を使って積立をすれば、定期預金よりも、より少ない金額、短い期間で目標金額に達することができる可能性があります。
積立投資の注意点
上のシミュレーションでは積立投資を利回り3%で計算しましたが、もし利回りが3%を上回ればより少ない時間で目標金額に達することができます。
ただ、投資の場合は利回りが目標利回りを下回ったり、投資した金額がマイナスになるリスクがあることには注意が必要です。
いざお金を使うぞというときに資産が減っていることもあるので、近い未来に使う期日が決まっているもののために積み立てるのに積立投資は不向きです。
積立投資は長期間続けることでリスクが軽減されてメリットが大きくなるので、お金を使う目的に応じて長いスパンで行うことが大切です。
元本が保証されている預金と違い、投資の場合は資産が増えることもあれば減ることもあるので、状況を見ながら換金するタイミングをはかるようにしましょう。
まとめ
現在の低金利では、ただ預金しているだけではなかなかお金を殖やすことはできません。
投資にはより高いリターンが期待できるぶんリスクもありますが、そのリスクを理解したうえで、目的に応じて上手に積立投資を使ってみてはいかがでしょうか。
記事作成:2022年5月20日
PayPay証券株式会社
https://www.paypay-sec.co.jp/
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2883号