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【投資ノウハウ】2022年版 配当金で毎月お小遣いをG E T!その裏技を公開♪

 米国株は冴えない動きが続いています。週足をみると、5月20日まで、ダウ平均株価が8週連続、S&P500も7週連続の下落となっています。
 ただ、相場全体が下落しているため、企業が本来持つ価値以上に水準を引き下げている銘柄も出てきたように思います。著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが今年1-3月期に株式を約510億ドル購入し、攻めの姿勢に転じたことも明らかになっており、長期投資の視点では、買い場なのかもしれませんね。

 また、株式投資による利益には、株の売却による「キャピタルゲイン」だけではなく、配当金による「インカムゲイン」があります。
 株主重視の傾向が強い米国では、四半期ごとに年4回の配当を実施する企業が多くあり、日本に比べ決算期が集中していないため、配当金の支払いも各月に散らばっています。このため、配当金の支払い月の違う銘柄を組み合わせることで、毎月配当金を受け取ることが比較的簡単にできます。
 今回は、株価が下落している今こそ、長期投資の視点でインカムゲインに注目し、「配当金で毎月お小遣い」がもらえる銘柄の組み合わせを考えていきたいと思います。

配当月ごとのグループ 3グループ+1

 米国株は、基本的には四半期ごとに配当金の支払いが行われるので、配当金支払い月を、1月/4月/7月/10月グループ、2月/5月/8月/11月グループ、3月/6月/9月/12月グループの大きく3つに分けることが出来ます。これらのグループから、1銘柄ずつ購入し、株主となれば、毎月配当金を受け取ることが可能です。また、配当月が変則なものもありますので、これを変則グループと呼ぶことにします。
 各グループの中から年間1ドル以上の配当を行っている代表的な銘柄を挙げると以下のようになります。

ポートフォリオを組む

 各グループから銘柄を選ぶわけですが、選び方に正解はありません。皆さんの投資スタンス次第です。ただ、同じセクターは、株価が同じような値動きをする傾向があるので、セクターは散らした方がいいでしょう。そのうえで、配当金を得ることが主な目的と考え、高配当銘柄重視なら、例えば、以下のように銘柄を選択することができます。

配当重視
<1月、4月、7月、10月グループ>・・・フィリップモリス(生活必需品)
<2月、5月、8月、11月グループ>・・・アッヴィ(ヘルスケア)
<3月、6月、9月、12月グループ>・・・ブロードコム(情報技術)

 フィリップモリスがタバコ関連企業なので、長期保有に不安を感じるなら、JPモルガン・チェース(金融)などに変えてもいいでしょう。各グループの配当金の高い銘柄から、セクターが被らないようにすれば大丈夫です。

 また、米国は、40年ぶりのインフレ高進に見舞われています。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も利上げを継続することを考慮し、インフレに強い生活必需品、金融、資本財、ヘルスケアなどを中心にポートフォリオを組むのもいいでしょう。いくつか該当する銘柄を挙げると以下のようになります。

インフレ対応型
<1月、4月、7月、10月グループ>
フィリップモリス(生活必需品)、JPモルガン・チェース(金融)、メルク(ヘルスケア)など
<2月、5月、8月、11月グループ>
アッヴィ(ヘルスケア)、ブラックストーン(金融)、キャタピラー(資本財)、プロクター・アンド・ギャンブル(生活必需品)など
<3月、6月、9月、12月グループ>
アムジェン(ヘルスケア)、ロッキード・マーティン(資本財)、ゴールドマンサックス(金融)、シェブロン(エネルギー)など
<変則グループ>
ペプシコ(生活必需品)、ウォルマート(生活必需品)

利回りの視点でみる

 次に直近配当利回りの視点でみてみます。
 直近配当利回りとは、一株当たりの直近の四半期配当金を年率換算して、その時点の株価で割って求めます(直近配当×4÷株価)。いくら配当金が高くても、利回りとしてみた際に、低い利回りですと、魅力が減少します。割安なお宝銘柄を探すのも、投資の醍醐味のひとつです。
 各グループの利回りトップ10は以下の通りになりました。(今回は5月9日時点の株価を用いて計算しています。)

 この中から、セクターが被らないように選ぶのもひとつの方法です。
 例えば、アルトリア・グループ(生活必需品)、AT&T(コミュニケーションサービス)、IBM(情報技術)といった組み合わせや、景気に敏感な情報技術や健康被害などを考えタバコ産業を外し、インフレに強い金融、生活必需品エネルギー、エネルギーを中心にJPモルガン・チェース(金融)、プロクター・アンド・ギャンブル(生活必需品)、エクソン・モービル(エネルギー)などもよさそうです。

 なお、注意点としては、配当利回りが高いということは、株価が大きく下落している可能性があることです。銘柄を選択する際は、その銘柄の特有の事情で下落していないのかチェックをした方がいいでしょう

毎月配当生活へ

 米国企業の場合、基本的に四半期ごと配当金が支払われるため、毎月配当金生活も夢ではありません(配当金がもらえない場合もありますので、ご注意ください)。
 株式投資は、長期投資が基本です。株価の上下だけではなく、配当金を長期に渡り享受することを視野に入れた投資を考えてみてはいかがでしょうか。

 なお、配当金をもらうためには、配当を受けられる権利が発生する日に株式を保有することが必要になります。この日を「権利付き最終日」といいます。米国株は、銘柄ごとに「権利付き最終日」が異なるので、各社のHP等で確認しておきましょう。

記事作成:2022年5月22日

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