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<2023年4月>日米株マーケットの注目ポイント

信用不安の収束を見定める、後半は決算発表が本格化

<4月:米国の主要スケジュール> 

(日本時間)
・4/3:ISM製造業景気指数
・4/5:ISM非製造業景気指数
・4/7:米国雇用統計
・4/12: CPI(消費者物価指数)
・4/13:FOMC議事要旨、PPI(生産者物価指数)
・4/20:米地区連銀景況報告(ベージュブック)

 3月の米国市場は10日にシリコンバレー銀行、12日にシグネチャー銀行と中堅銀行2行が相次いで経営破綻しました。また、スイスの大手金融グループであるクレディ・スイスの経営不安など、欧米の金融危機が警戒されています。

 2008年の金融危機を教訓に、米国・スイスの金融当局の動きは迅速でした。まずは、この信用不安の収束を見定めるのが、米国株市場における4月相場の焦点となりそうです。

 また、米国上場企業の1-3月期の決算発表が中旬以降に始まります。今回は、JPモルガンやゴールドマン・サックスなど金融大手の決算に関心が集りそうです。

 なお、主要企業の決算発表予定日は以下の通りです。

・4/14:JPモルガン
・4/18:ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネットフリックス
・4/19:モルガン・スタンレー、テスラ
・4/21:アメリカン・エキスプレス、プロクター・アンド・ギャンブル
・4/25:ゼネラル・エレクトリック、スリーエム、ベライゾン、マイクロソフト
・4/26:ボーイング、アムジェン
・4/27:アメリカン航空、キャタピラー、マクドナルド、インテル
・4/28:シェブロン

新年度入りで需給は改善、米国動向をにらむ展開

<4月:日本の主要スケジュール>

・4/1:こども家庭庁発足
・4/3:日銀短観
・4/9:統一地方選・前半戦投開票
・4/15:G7気候・エネルギー・環境相会合(16日まで)
・4/16:G7外相会合(18日まで)
・4/23:統一地方選・後半戦投開票
・4/27:日銀金融政策決定会合(28日まで)
・4/28:日銀総裁会見、日銀政策金利

 新年度入りとなる4月は、年金や投資信託などの機関投資家が新年度予算を背景に買いに動き出しやすくなるほか、海外ファンド勢の第2四半期入りで新規マネーが流入しやすく、株式市場の環境は悪くありません。ただ、信用不安の収束を待つ米国株や米国の金融政策の動向をにらみながらの展開となりそうです。

好決算銘柄やバイオ・選挙関連などに注目

 4月は決算発表シーズンに入り、業績良好な銘柄が買われる傾向があります。主要どころでは、6日にセブン&アイ・ホールディングス、7日に安川電機が本決算、13日には良品計画、ファーストリテイリングが第2四半期(9-2月)決算を発表します。14日には約140社が決算発表を予定しています。また、24日の日本電産の決算発表には注目が集まりそうです。

 このほか、春は学会のシーズンで医薬・バイオ関連、今年は統一地方選挙が実施されるため選挙関連にも関心が向きやすくなりそうです。

記事作成日:2023年3月16日

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