年明けから始める資産運⽤
この記事でわかること
2023年が始まりました。
「最近、物価も上昇しているし、今年は将来に備えて資産運用を始めてみようかな」
とお考えの方もいるのではないでしょうか。
でも、いざ始めるとなると、
「何から始めていいかわからない」
「知識がないから不安」
と悩んでいる人は多いでしょう。
今回は、初めての資産運用について考えてみます。
「おこづかい投資」から始めよう
資産運用を始める際、おススメするのが、お小遣いくらいの金額からスタートさせることです。
資産運用という言葉を聞くと「まとまったお金が必要」と考える方もいますが、実際はそんなことはありません。
投資をする商品や証券会社によっては、1,000円前後から始めることもできます。また、最近は買い物などで溜まったポイントを使って資産運用をすることもできます。
もちろん、資産運用をしていれば、必ずしも資産が増えるというわけではありません。上手くいかない場面もあります。
仮に1,000円で資産運用を始めれば、20%損をしても、800円残っています。また、ポイント運用なら、より気軽に資産運用を始めることができるでしょう。
まずは、少額から始めて、資産運用に慣れることが大切です。おこづかい投資のうちに失敗を重ねてしまっても、それは経験と学びを得たことになるでしょう。
まずは関心があるものに投資を
では、次にどのような投資商品で資産運用をすればいいかです。
まずは、ご自身がよくご存知の銘柄や興味がある銘柄を考えてみるといいでしょう。
例えば、旅行がお好きでしたら、日本航空(9201)、JR東日本(9020)などです。
新型コロナウイルスの行動規制が解除された。
今年はこれまでの反動で旅行が増えそう。
外国人観光客も増えているし、旅行関係のビジネスは盛り上がりそう。
株価は上がりそうだ。
または
テスラ(TSLA)の株価はいま下落しているようだけど、
EVは脱炭素社会では不可欠。いずれ上昇するのでは
など、ご自身でシナリオを作って、投資を行ってみるのも面白いでしょう。
投資信託でリスクを分散
「企業や経済のことはよく分からないけど、資産運用は始めたい」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方には、投資信託がおススメです。
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用のプロが株式や債券などに投資・運用する商品です。集めた資金をどのような投資対象に投資するかは、投資信託ごとの運用方針に基づき行われます。
株式投資では、購入した銘柄(会社)の業績の良し悪しや不祥事などで発生する株価の上げ下げが、そのまま資産の増加・減少に反映されますが、投資信託の場合、運用方針にもよりますが、資産(株式、債券など)、国・地域に分散して投資を行います。
このため、ひとつの銘柄にだけ投資するのに比べ、リスクが軽減されます。
積立投資で時間を分散
資産運用を始めるうえでもう一つ大切なことは、時間を味方につけることです。
投資のプロでも、どのタイミングで相場の高値、安値を付けるか判断するのはとても難しいものです。
初めて投資をするなら、「積立投資」がいいでしょう。積立投資は、毎月や毎週など、同じ投資商品に、決まった額を、決められたタイミングで投資していきます。
このため、価格が下がれば多く、上がれば少なく買うことになります。結果的に平均の購入価格を下げる可能性が高くなります。
投資を始めるなら早いうちに
最後に投資を始める時期についてですが、個人的にはなるべく早いうちに始めた方がいいと考えています。
それは、単純に資産運用の期間が長くなるからです。
少し難しい話になりますが、基本的には世の中に流れるお金の量は時代とともに増えています。このため、長い目でみれば、物価の上昇が進むことになります。株などの資産価格は、インフレを追い掛けて上昇する傾向があるので、早目に投資をしていれば、インフレにより利益が出やすいでしょう。
記事作成日:2023年1月11日
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ライター:佐藤 隆司(プロフィールはこちら)
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