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愛しているということ
「音楽が好きだ。」
ということは
「人が好きだ。」
と同じくらい主語の大きい言葉だ。
「音が好きだ。」
だったとしたら
「音楽が好きだ」
の大部分をカバーすることができるかもしれない。
俺はどちらかというとかっこいい音が好きなのかもしれないな。
と思う。
でも、それは単により大きな主語で蓋をしただけだろうから
「人が好きだ。」
に当てはめると、多分
「物質が好きだ。」
くらい途方もない話になっ
かっこいい許し方の話
俺は人生で記憶に残るようなかっこいい許し方をされたことがある。
小学生の頃、俺はものすごく習い事をさせられている(今思うと本当ありがたい)子供だったのだ。
特にものすごく裕福な家庭だという印象はないのだが、小学生から塾に通わせてもらっていた。
確か、5年生くらいからだったか。
当時のスケジュールは、月水金土が柔道で、土曜日は午後から合唱団。
火木日が塾だったと思う。なんかめっちゃ忙しかったのを覚
自分のことはわからない。
美味しいお肉を咥えた犬が、池に映る自分の姿を見て敵だと思って吠えて肉を池に落とす話がなんか記憶の中にあるけれど、鏡ができる前は人間だっておんなじようなレベルで自分のことなんかわかってなかったと思うなー。
偉い人とかはさ、
「他人は自分を映す鏡だ。」
みたいなこというけれど、そうだよね。そうそう。ってわかったふりしても
実のところあんま実感としてはわからんよな。
他人は他人やもん。そりゃそう。
で
裏切り、復讐、許すというマウント。
こないだ、めっちゃ感じのいい喫茶店を見つけてふらっと入ってみた。
おばあちゃんが一人でむすっとした表情でカウンターの向こうに立っていて、俺はトーストとコーヒーのモーニングセットを頼んだ。
おばあちゃんはむすっとしているがどこか憎めない感じの人で、俺はすぐに店のことを気に入った。
しばらくして、トーストとコーヒーを持ってきてくれたのだけれど、トーストの表面が不思議な質感になっている。
カビが生えて