アレクサンダーテクニーク① 順子さん

アレクサンダー・テクニーク レッスン①
きょうのまなび☆

2023/07/26 順子さん
アレクサンダー・テクニークのレッスンは難しいことを習う場ではない!笑
元々ヒトに備わっているさまざまなことに気づいていく体験をさせてあげる、そんな場所であることを伝えていこう。

①体幹が変わる体験エクササイズ
頭の上に軽いモノを載せてみよう。(スッとバランスを取り始めたら、おわる)

姿勢は楽になったかな?
呼吸はどうかな?

②民族楽器奏者 コンクール本番への緊張をなんとかしたい。値踏みされるように感じる。
処方箋:自身の望みの強さを知る。その思いがエネルギーとして湧き出てることが自分を後押ししてることを信じる。人に評価を委ねてる場合じゃない!

・本番直前のちからが抜ける感じをどうにかしたい
処方箋:熱量は長続きしないもんだ、と思って小まめにアドレナリンを高める練習をする。数日前、数ヶ月前から小まめに高めてみる。

②バイオリニスト 肩を楽にしたい
処方箋:固定でもフリーでもなく、安定させていくためにどうしたら良いかを考えよう。負荷をかけていても、力強く支えること。
「広背筋と前鋸筋で腕を安定させながら、左腕を曲げることで、弦を押さえる場所を変えることが出来る」

③わたし 楽器の高い音用の細い息を吐きたい。細いリムのマウスピースだと息が詰まって出ていかない。

処方箋:唇の感覚で当てる位置を探さない。息が出る場所は歯のあいだなのだから、「息が出る場所にあてる」というプランに変える。

・細い息をどうやって吐くか?
処方箋:「唇の上の部分(頬骨筋)を使いながら、唇の中心(口輪筋)を前に突き出すことで拮抗し、安定した細さになる」左右対称である必要はない。

④脚の関節が長く、ラクになるエクササイズ(ハンズオン実践編※)

※エクササイズのあと、身長が長く感じ、楽になります。実験台もとむ。

きょうの気づき☆

「支える=停止させる」という固定観念から、
「支える=安定させる」というアップデートを図った授業でした。

安定は筋肉どうしの拮抗。筋肉Aと筋肉Bのひっぱりあいっこ。
Aが強ければ、Aがちぢむ方向に安定しながら動ける
Bが強ければ、Bがちぢむ方向に安定しながら動ける
ときに高負荷の極限状態でパフォーマンスを発揮するための、音楽家の安全を確保する手段なのかもしれない。

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