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凡庸”映画”雑記「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 」暇つぶしで追加 ネタバレ感想

昨日デデデのことを書いた。でも、感想を述べる上で、不十分なところがある。

物語の核心となる部分の理解が不十分どころか、全くボヤけて見えていないいるところだ。

前章で突然変な物語が始まる。主人公の二人の幼少の物語。不可解だったのが、主人公のあのちゃんがやっていた方の性格が全く違っていた。一体何を見せられているのだろうと思いつつ、話はどんどん進む。

そのうち、宇宙人と出会う。

そして、彼が持つ珍しい機械を使い、人のために動き始める。”人の幸福のために”この辺の展開が見事にあれだったから、心配になる程。ちゃんと、筋を通しているとは思うけれど。

予定調和。全ての悪行は、善行から出発していると、カエサルが言ったとかいなかったとか、世の中を良くするための行為が、案の定というか、当たり前というか、滅びを迎える最後となる。

で、滅びを傍観した一方の主人公の、”愛”に満ちた決断が、この物語の核心であり、全て。なぜ、人類は滅びへ進むことになったのか、宇宙人と、彼女の会話の中で語られる。

ネタバレ満載で語ってしまうと、異次元にジャンプして、まだ、悲劇がおき前から、ロールプレイをやり直し、そのために性格やら行動様式やらを、全て変えて、慢心でことにあたる。”愛”すべき友人を救うために。ただ、完全地意識と記憶は飛んで、我知らず潜在意識というか、潜在的次元で、ことを当たっている。

そこで起こしてしまった時空ジャンプが、後章の、地球レベルの悲劇を起こした。世界を犠牲にする責任を何度も問われ、それでも、彼女を救いたい。その瞬間の映像は、鬼気迫るものがある。そして、この一点で、物語核を掴み取らねばならなかった。

だけどだ、今ひとつ、理解が及ばず、話がとっとと、置いてけぼりにして、前に走り抜け、置いてけぼりの虚しい心で、一番大切な逃したことにも気づかず、立ち止まってしまった。

とにかく、小さく、多い、それなりの物語が、あちらこちらに散りばめられているので、話の中身に手を突っ込み、”これ!”と、一個だけ掴むことができなかった。砂粒のように手に当たる、様々な大切と思われる物語に、翻弄されて。元に戻るが、彼女と宇宙人の会話を、安易に受け止めた。

だから、僕が物足りなく感じてしまった、地球人と宇宙人との戦争や、清く滅んでいくことがなかった人類の姿。もしかしたら、そんなもんは、期待してはいけないのかもしれない。

だから、こうまでも、僕の中で、肩透かしを感じているのかもしれない。

僕の知性と理解力の欠如が、この中身の無い感想の全てになっているのは間違いない。だけど、二人の少女の愛の破滅と再生の物語、よくある物語。まどか☆マギカという名作もある。その物語がこうまでも胸を打ったのかと、記憶しているのは、明確に端的に少女二人の愛情を描いたからだ。

不遜なことを言ってしまう事になるが、もうチッピリ、焦点を絞ってくれたら嬉しいなぁ〜。僕でも分かるように、端的に。

前章があれだけ、集中し疾走し、破滅の芳香を放ち、物語に乗せて連れ去ってくれたのに。と、前と後を頭の中で並べ、戸惑ってしまう。前章の、天才と言っていいほどの、閃光が見えてこなかった。

すいませんが、あくまでも僕の想い。一回しか観ていないあやふやなもの。そんな程度のものだから、信憑性は全くないし、信じてくれない方が、僕もあなたも幸福である。観て、満足する作品であることは間違い無いので、是非とも我が目で体感してくれればと、思う。

それから、瑣末な感想は置いておき、とにかく素晴らしいのは、閃光は無いけれど(すごい失礼なことを書いている)シリアスとギャグなどの、場面展開の妙は、心底見事の一言に尽きる。七色のきらめきが、あらゆる場面で放たれる。そして、素直なため息が出る。やっぱり、ただもんじゃねぇ。と共に。

さて、こんなもんで。日曜日の夕刻の暇つぶしは。

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