最近のことと、選択の自由。レンズかiPhoneを悩む日々。camera「SONYα7II&SIGMA45mmf2.8」
最近のこと
最近のことといえば、突如左手首の腱鞘炎が酷くなって、茶碗も持てないぐらいの痛みに苛まれ、苦虫を潰したような顔が日常となている。
それと、マンションのボイラーが壊れ、この1週間、全く温水が出なくなってしまった。ということは食器洗いも冷水。顔もしかり、そして、風呂も入れない。絶望的な日々を過ごしている。
夏場ならなんとかなるが、真冬の今。流石に、冷水を浴びるのは命の危険があるので、なんとか風呂だけでも、いや、行水だけでも、暖かいお湯を使いたいと、家の中にあるなべにやかん、湯沸ポットを総動員して、湯を沸かしそれをせっせと風呂桶に入れている。何かの罰ゲームか強制収容所の拷問か。哀れな行為を幾度となく行うことに。
そのうち、湯沸かし棒なるものを世の中で見つけ、それを使って湯を沸かすことに。
風呂桶の中に、電熱ヒーターの棒をつけて置くと、じわじわと暖かくなり風呂桶の湯が温かくなる。必死に幾度ともなく、やかんや鍋を持って風呂場と台所を往復しなくて良くなり、これはなかなかうい奴じゃと、大喜び。
ただ、風呂桶一杯。それなりに湧くのが約8時間はかかる。かなりの長時間である。
恐ろしいのは、今月の電気代とガス代。目も当てられないことになるのでは。それこそ、冷水を背中に浴びせられた思いにさせられるのではないだろうか。
こんな、なんの変わり映えのしない日々を過ごしていながら、最近の日常につけ加えられた、楽しい写真撮影は今のところ続いている。
時間を見つけて
ちょいと、時間を見つけては小一時間、カメラをぶら下げて街をうろついている。用がないとつい部屋の中でダラダラして、血糖値ばかり爆上げしている性分だから、寒風の中だるい心身を押し出すことができてよかった。
散歩がてらに撮るから、大して何もないものばかりだけど、夕暮れのうつろう空の色彩はなかなかのもの。それに、照らされる木々や街並みは、一幅の絵のごとく。
なんだかんだ歩けばいい絵は手に入るものだと、感心しつつ写真を撮り歩く。
あまり調子に乗って歩きすぎると、低血糖になってフラフラ。倒れるのかなと冷や汗をかく時があるが、そんな時は温かくあまいしるこで体をほぐし、再び歩き出す。
とにかく、α7IIとSIGMA 45mmの相性はバツグンだ。それと僕との相性も。
ふくらむ欲望
自分の経験以上に良いと、胸の中で欲が膨らむ。
次のレンズが欲しくなる。膨らむ欲望。膨らまない財布の悲哀。
次はやっぱり写りの良い標準ズーム一択か。単焦点で生きていくと息巻いていたが、万能力の高いズームは一つ持っていると、撮影の幅が格段に上がる。
いやいや、やはり質を求めるなら単焦点。
次は近望遠か中望遠あたりのレンズ。いやいや、昔散々撮りに撮って体に馴染んだ35mmは必須でしょう。そんなことをが頭の中で飛び跳ね、拡散し、思考を偏らせている。
前にも書いたが、本当ならカメラなんて、過去の惰性で買った程度のものだ。心の中で燻っていたカメラに対する渇望を、ほんの少し満たして諦めさせるためだった。
それが、やけボックリに火がついた。
止まらなくなってしまった。困った。正直。
選択の自由
本当の目的。1番の購入希望だった、iPhone12Pro Maxが買えなくなってしまう。Apple好きの僕は、こちらを主として考えていた。これをメインカメラとして、重くて嵩張るフルサイズなど、時折、何かのきっかけで箱の中から取り出して、数枚気分転換に撮れば良し、だから、レンズなど気に入った一本があれば十分と、考えていた。
買って、撮って、見るまでは。
葛藤に苛まれている心。iPhoneを得るのか、レンズを豊かにするのか。どちらか一択。両方はない。そう言えば、そんな外国映画があったような。それはもっと深刻な選択だったか。
が、今の僕はそれと同じ苦悶に満ちている。とにかく自由の国日本。選択も自由。さて、どうするか。
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