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鋸山が写真スタジオのデザインに!

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SOTOCHIKUシャルソン

鋸山のインスピレーションで、都内の写真スタジオのデザインが行われ、この度めでたく完成いたしました。ぜひこの動画をご覧ください。

鋸山縦走チャレンジを完走した田中稔郎さんが、そのときのインスピレーションを彼の本業である内装デザインの提案に活かしたということです。鋸南と金谷を代表する存在である鋸山がこのように活用されたことを嬉しく思います。田中さんが鋸山を縦走する際、僕も一緒に行ったのですが、それから数週間後にはそれが内装デザインの提案となり、数ヶ月もしないうちに都内に鋸山が現れたと知って驚きました。

田中さんは、グリッドフレームという会社の代表取締役です。僕との出会いは、14年前。パクチーハウス東京の店舗を作ってくれる会社を探していて、たまたま見つけたのでした。初めて会った時に詳細に話を聞いてくれました(どういう店を作りたいかだけでなく、どういう人生を過ごしてきたかということも含めて)。いくつもの会社が提案をしてくれましたが、田中さんの提案がぶっ飛んでいて、依頼するならこの人しかありえないと思い、他のすべての会社を断りました。

ただし、実は予算がなさすぎて、田中さんにお願いする決断ができませんでした。でも、自分の作りたい空間を自分の意志で作らねばならないということを強く感じ、お金がなくても妥協せず、自分たちで作らねばならないと思ったのでした。そして、その結果として、非常に低予算で、しかし素晴らしい店舗を作ることができたのでした。最後まで未完成のまま放置した部分もあるのですが、結果的に超繁盛店を作ることができたのは、「妥協しない」と決めるきっかけとなった田中さんの一枚の絵(手書きです!)でした。

仕事を依頼しなかったにもかかわらず、僕はどうしても田中さんのことが気になってしまい、パクチーハウス東京の1周年記念パーティに来て欲しいと案内をしました。我ながら厚かましいとも思いましたが、仕事を発注できなかったけれどもその1枚の絵に敬意を表していますという表現の1つでした。来てくださるわけがないと思いました。

パクチーハウス東京1周年の日、田中さんは奥さんとご来パクしてくれました。とても驚きましたが、僕が作った空間を堪能してもらったこと、そして、パクチーハウス東京に集まる人たちと交流してもらったことがとても嬉しかったです。

その後、僕自身はコワーキングという当時《わけがわからない》《意味不明》と評された業態をスタートさせました。しばらくして、田中さん夫妻が突然連絡をくれ、訪問してくれました。それだけで嬉しかったのですが、パクチーにつづき新しいチャレンジをしていることを、敬愛する経営者の先輩(そして実は大学の大先輩でもあります)に「素晴らしい」と言ってもらい舞い上がってしまいました。

その後も、数年ごとに、連絡を取り合う関係となりました。それは、鋸南エアルポルトを始めたあとも同じです。鋸南エアルポルトを開いて1年後ぐらいに、久しぶりに連絡をもらいました。その後、何度か訪ねてくれ、田中さんの近況を聞いてきました。そして、そろそろ一緒に仕事してみたいなと思っているところです。

田中さんが1年ぐらい前から本格的に事業化しようとしているのが、YouTubeチャンネルにもなっているSOTOCHIKU(外築)です。古い壁、風化したトタン、破れた襖など、一般的に不要だと思われている古いものを、新しい物件の内装に取り入れています。ものを大事にするという意味で、これからの世の中で大切になる行為だと思いますし、なによりも、それによってできた空間がカッコいい。SOTOCHIKUの概念を知ると、日本の田舎町が宝の山に見えます。そして、実際、宝の山なのだと思っています。

SOTOCHIKUの考え方を多くの人に知ってもらおうと、SOTOCHIKUシャルソンというイベントを田中さんに提案し、共催することにしました。まちを自由に歩いたり走ったりしながら、その魅力を発見するというシャルソンを始めて9年以上がすぎましたが、そこにSOTOCHIKUの発想を取り入れて、古いもの、ボロボロの家屋、廃墟のような建物が、生かされる可能性について感じてもらいたいと思っています。期間は一週間(8月9日〜15日)ありますし、10分あれば十分楽しめるイベントでもありますので、ぜひご参加ください。

⇒SOTOCHIKUシャルソン(Facebookイベントページ)


鋸山の石切場跡(上)とそこからインスピレーションを受けてつくられた富ヶ谷の写真スタジオの壁(下)

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パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。