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色彩心理の仕事の現状と展望と勉強方法

コロナ禍における経済不況はこれからも深刻化すると思います。直接的に色で日本全体の経済を上げていくことは困難であると考えていますが、色を使って自分の周りにある不況を打ち破って欲しいと思っています。そのひとつは「副業」「起業」です。たとえば「色と性格の関係」はポーポーがかなり詳しい知見を有しています。こうしたジャンルを研究している団体はまだまだ少なく、情報に希少価値があります。こうした知見としてみなさんの仕事に活かしていただけたらと考えています。

色彩心理を活用した仕事は「企業向けのもの」と「個人向けのもの」があります。ポーポー・ポロダクションは主に「企業向けの案件」を多く手がけており、基本的には個人向けの仕事はしていません。一部例外があるのは、色彩研究会マガジンの購読者である色彩研究員の方の要望がある場合のみ対応しております。

「企業向けの案件」の案件は多様な仕事を求められます。使う知識も「色彩心理の効果」「色とイメージ」「適切な色の選択」など様々です。どれも色の専門性を生かせるものになります。そこで色彩研究会マガジンを購読の方に、色彩心理の仕事って世の中にはどんなものがあるのか一部を紹介しつつ、同時にどのような知識が求められるのか、勉強法と合わせて説明したいと思います。

このページは
・色彩心理を使った仕事に興味がある方

・個人向けの色の仕事をしていて、今後、自分の仕事を広げる目的で色の知識を増やしたい方

・将来、色に関わる仕事をやってみたいと考える方

・色の仕事よりも、自分の趣味の世界で色を豊かに使いたい

と考えている方に向けてまとめる原稿です。
2021年4月11日(日)の勉強会に向けての予習としても使っていただけます。勉強会の案内はこちらから↓

注意していただきたいのは、このページを読んだらすぐに色彩心理を使った仕事に就ける訳ではありません。ただ、いつでも個人向け、企業向けの仕事が活かせる準備をして、仕事に活かせるヒントにしていただきたいと思っています。「準備」をしておくことはとても重要です。

○色の仕事の現状と展望

企業側が色彩心理の専門家を求めていても、十分に人材が育っているとは言えず、需要と供給のバランスが取れているとはいえない現状です。ここでは「企業向け」の色の仕事についての現状と展望について簡単にまとめます。

1. 企業によって色の認識には大きな差がある
業種によって色彩心理を活用したいと考える重要度は大きく異なります。一般的に大手のアパレルや化粧品メーカーなどは独自の研究を進めていたり、大学と共同で研究している企業もあります。しかしながら業界によっては会社規模が大きいにも関わらず、デザイナーの仕事の延長としてデザインの一部と考えている企業もあります。論理的な研究よりもまだまだ個人のスキルの上にあるのが現状です。競合他社が研究しているので、取り残されないように仕方なく考え始めている企業も出てきています。

2. フォローできる人材が乏しい
色彩心理は心理学の中でも活況に研究されている分野とは言えません。特にポーポーが出しております「色と性格の研究」のような個人との性格と色の関係については色彩心理の中でもさらに少数の研究しかおこなわれていません。これからのプロモーション活動がマス媒体を使ったものだけでなく、個人への細かいものへと変化推進していく中で、性格と思考が一致する色彩思考の個別プロモーションは効果的な分野ですが、人材が全く育っていないといえます。ビジネス展開を考えると「色と性格の関係」は今後、重要視されていく部分であると考えられます。また、研究できる専門機関はとても希少な存在になっており、企業のニーズに十分に応えられるキャパがあるとは考えにくい現状です。

3. 研究データは企業に備蓄されている
業界全体で大きな問題と考えられるのが、色彩心理に関わる研究データは企業が独自におこなっており企業の財産として備蓄されている問題です。色彩心理を研究している研究機関が少ないので、データベースは独自に企業がキープしており、一部は表に出てきますが、多くは出てこないという問題もあります。これが色彩心理が学問として発展しにくい問題点の一つです。今後はこうした研究データを集めてまた企業にフィードバックするような組織や機関が求められていくでしょう。


○色彩心理を仕事に活用するメリット

色彩心理を仕事に活用するメリットは下記のようなものがあります
・人の心にどう影響を与えるか、感覚ではなく論理的に説明できる(説得力)
・色彩心理の効果を使いこなせる人は少数であり希少な存在である(差別化)
・専門性が高く、価格競争になりにくい(高い収益性)
・対個人向けの仕事の場合、相談者の内面を好みの色から探ることができて、関係性の向上に役立つ。また、対企業向けの仕事の場合、担当者、現場の声を大事にしてあげることができて、パートナーとして重宝されやすい(親和性・協力性)

企業向けの仕事では論理的な説明ができるので、先方の企業では担当者が上司に説明をしやすく、現場の声を会社で実現してあげられやすいというメリットもあります。現場の声がトップの鶴の一言で覆りにくくなるので、その存在を大事にしてもらえます。


では後半は仕事の種類、どんな能力が求められるのかを説明し、勉強法について解説していきたいと思います。

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「色を使って問題解決しよう」「色の可能性を広げていこう」をテーマにした色彩心理を研究会していきます。 「ポーポー色彩心理マガジン」は [学んで解決・学んで広げる] [参加して解決・参加して広げる] [仲間を作って解決・仲間を作って広げる] [相談して問題解決・相談して可能性を広げよう] といった内容に分かれており、ここでしか手に入らない希少な色の情報も含まれます。皆さんのビジネスや日常にお使いいただけます。マガジンで完結するものではなく、マガジンから様々な可能性とワクワクが広がります。

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