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「魅惑の心理」マガジンvol.155(人間関係の距離感を考える)

相手との距離感って難しいですよね。慣れ親しんだ相手なら、だいたいの距離感を把握していて、どこまで頼めるとか、言っても大丈夫っていうのがなんとなくわかります。でも、関係が浅い相手とは距離感は掴みにくいし、相手からの声かけも、自分の感覚とは違うことはよくあります。人間関係が構築できていないのに、友人のように振舞れて「え?」と思ったり、逆にいつまで経っても、何を聞いても一緒に何かをしても関係が縮まらない、そんなこともあります。今回の「魅惑の心理」マガジンは、この難解な人間関係における「距離感」を取り上げて、そのメカニズムと対策について考えていきます。
 
近年、人との距離感に悩む人が増えています。相手と心地よいと考える距離感が異なり、自分も相手との距離をどう詰めていったら良いかわかりません。この人との距離感を難しくしている問題に、人が心地よいと感じる距離感には個人差が大きいということがあります。自分の心地よいと考える距離感と相手が考える距離感の違いです。そして、ここ最近、人との距離感をさらに難しくしていることに新型コロナウイルス感染拡大によるフィジカルなディスタンスがあるでしょう。これにより個々の人が考える距離感の差は開き、心地よいと考える距離感の差は一層開いてしまったと考えられます。コロナによるディスタンスな生活はただでさえ、人間関係を難しいと考えている人たちに新しい課題を投げかけているのです。
 
そこで、相手との距離感を考えるにあたり、良い思考があります。ポーポーが距離感を考えるのにあたり考えた基準です。それをこれから説明していきたいと思います。

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