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「魅惑の心理」マガジンvol.163(人はなぜ選挙の話をためらうのか)

日本人は選挙や政治の話をしません。友人とも家族ともしない人も多くいます。私も子どもの頃、選挙のニュースを見ながら母親に「どこの政党に入れたの?」と聞くと、母は「選挙でどこに入れたかというのは親子でも聞いてはいけないもの」と言っていました。なんで隠すのだろうと不思議に思ったことがあります。投票先の話はしない。これは自分の家だけの問題かと思いきや、社会に出ると人は「宗教と政治の話はしない」ということがマナーだと感じています。
 
宗教でも一般的な仏教以外の宗教は、全く話を避けケースと、とても積極的に勧誘してくるケースのどちらかの傾向が強い感じがします。こうした布教活動の怪しさからいって、信仰する宗教やその依存率などで、話をしにくくなるのはわかります。しかし、政治はどうでしょう。優等生的な言い方をすれば、日本の未来を誰に託すかという話です。こんなの誰かと情熱を持って話すべきでしょうと思うのですが、日本人は本当に政治の話をしないことを感じています。そこでこの人がなぜ政治の話をためらうのかという問題を心理学の視点からみていきたいと思います。

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