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僕らの手で救い出そうーデジモン02映画 感想ー

 見てきました、デジモン02 the beginning。ネタバレありで行こうと思いますので、見てない人は気をつけてくださいね。見た方が良いかどうか?損はしないかな…。エンタメ映画というより、なんだろう。ちょっと考えさせられる内容ではありました。


結論:ラスエボの続きではなかった

ということで。予想を書いて見に行ったわけですが、心配部分も含めて、わりと当たってしまったというか、裏切って欲しかった部分がそのままお出しされた感じなので、一晩経っても若干落ち着かないですね。
とりあえず、ラスエボにおける「光の環」現象に対するアンサーは無し。ラスエボの最後の方でオーロラがまだ残っている=まだ異変は終わっていない、という部分があった気がするのですが、それとも関係無し。だから、ラスエボの続きという感じは無かったですよね。ラスエボの真エンディングを期待して観に行ったら、単独作でした、という感じ。ルイをみんなで救う、面倒見が良い感じは02だなーという感じでした。

画的に薄味に感じる部分が…。

今作見て気付いたんですが、02組のデジモンたち、個別の完全体・究極体フォーム持ってなかったんですね。そしてその分、「もうひと回りの追加成長」みたいなのが画的に無かったのが残念でしたね。Triやラスエボでは、いわゆる新規の進化があったので、画的にも物語的にも味が濃い目でした。それに比べると02組は特に葛藤とか成長みたいなのは無く、安定感しかないというか、悟り開いちゃってるというか、ちょっと物足りない感じがしました。お前たち、本当に20歳…??あと、進化バンクは個別にやってほしかったなぁ…。声混ざっちゃうし、せっかくCG新規&新録なのにもったいなかったなぁと思いました。

デジヴァイス消失

今作でウッコモンがデジヴァイスシステム=選ばれし子供たちシステムの管理人であるという設定が追加されました。で、勢いそのままにウッコモン倒したらデジヴァイスが光になって消えてしまいました。しかし、デジヴァイスというシステム上の「アダプタ」が無くても、もう選ばれし子供たちとデジモンはしっかりと結びついているからデジモンは消えませんでした、と。なるほど。
…いや、なるほどじゃない。待って。具が多過ぎて麺が見えない。
でも、デジヴァイスに関して、面白いケースが見られました。ルイ(人間)側から「別れよう」と言ってもウッコモン(デジモン)側が「離れたくない」ってなってる場合、デジヴァイスは沈黙はすれど石化はしない。んじゃ、石化したデジヴァイスはどうなるんだよ。

希望その1:ウッコモン、デジタマへ

ウッコモン、デジタマとして再臨したのですよね。ということは、アグモン達も…?と思うのですが、死んだわけじゃない(と信じたい)ので、どうかなぁ…。っていうか、そもそもアグモン達は見えなくなっただけなの?それとも死んだの?っていう話でして。見えなくなった=実はそばにいる、受肉体を維持できなくなっただけ、なのか?デジタルワールドに強制送還されただけなのか?

希望その2:石化は例外扱い

石化テクスチャ状態のデジヴァイスが今作における消失を例外的に免れている場合、かつ、デジヴァイス消失によってデジモンの進化ができなくなっている場合、まだ可能性があります。つまり、劇中でさらに数年後、もう一波乱あったとします。デジヴァイス消失のせいで、人間界にいるデジモンは進化できません。そのとき、大人としてアイデンティティを確立したタイチたちの石化デジヴァイスに罅が入って、新たなデジヴァイスとともに、アグモン達カムバック。これだ、これしかない。

全体的にはとても良かったです。

なんだかんだで、面白かったですよね。直接的な答えではなかったとしても、ヒントになる情報はちゃんとばら撒かれていたような気がします。ルイ周りの題材に関しては、ちょっとセンシティブなヤツかもしれないですね。個人的にはタイチがデジモン関連の人間としてコウシロウと一緒に忙しくしてくれてる姿に、ほっとしました。やさぐれてなくて本当によかったです。

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