思い通りになることが「正解」ではない
つらいときや苦しいときは、思い通りにいく人生を望みたくなります。思い通りにいくならば、悩むことがないからです。つらい思いをすることもありません。苦しい思いをすることもありません。
そして、いかに思い通りになるかということに心を使おうとします。しかし、現実は、他人はもちろん、自分自身のことも思い通りにはなりません。
思い通りにならないのに、思い通りにいくことを「正解」にすべきではありません。いつも人生は不正解ということになってしまいます。そして、決して辿り着けない「正解」を求めて、つらく、苦しい思いをするのです。
思い通りの人生にすがると、一層つらくなる
つらさや苦しさから逃れたくて、思い通りにいく人生を望みます。しかし、思い通りにいく人生という達成不可能なことを求めたために、さらにつらく、苦しくなっていきます。
願いは、本来、人生を前向きにさせてくれるエネルギー源です。ところが、願いが叶うことだけを目的にすると、途端にエネルギーは失っていきます。思い通りにいかないものを思い通りにしようとしているからです。
願いから生まれるエネルギーを大切にする
思い通りにいくことを正解にするのではなく、思いや願いを持ちエネルギーが出ること自体を大切にしましょう。人から馬鹿にされるような夢でも、持ち続けたくなるのは、そのことを考えることでエネルギーが出るからではないでしょうか。
人は、スーパーマンではありません。自分自身をコントロールするのだって簡単ではありません。しかし、コントロールしようとしなくていいのです。思い通りになることは、安心感があります。予想通りだからです。しかし、思い通りを求めることは、不安感の元となります。思い通りにいくかはわからないからです。
思い通りを目的としない
思い通りにいくことを正解とする人生は、不安でいっぱいの人生となります。思いや願いを自分のエネルギーのためになる限度で活用する人生は、前向きな人生となります。
たしかに、思い通りにならないことでつらい思い、苦しい思いもするかもしれません。しかし、それを払拭するのも、前向きなエネルギーを生み出す自分の想いや願いではないでしょうか。そうであれば、思い通りにいくことを目的とするのでなく、前向きなエネルギーを生み出す願いを大切にすることが大事と言えます。
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