真理ではなく自分が楽になる考えを見つける
真理を探したくなる理由
つらいとき、苦しいときには、絶対的に正しいものを求めたくなります。絶対的に正しいものを見つければ、楽になると思うからです。そのため、絶対的に正しいもの、つまり真理を見つけようと色々と考えようとします。
しかし、世の中、矛盾だらけであり、考えれば考えるほど、真理がわからなくなってしまいます。また、真理らしきものを見つけたとしても、それをもって自分が楽になるとは限りません。絶対的に正しいものを見つければ、楽になるという考え自体が誤りの可能性があるのです。
見つけるべきは、自分が楽になる考え
そうであれば、見つけるべきなのは、真理ではなく、自分が楽になる考えではないでしょうか。自分が楽になる考えというのは、絶対的に正しい必要はありません。そのため、真理を見つけようとするくらい、大変なことでもないはずです。
楽になる考えの見つけ方
では、どうしたら自分が楽になる考えを見つけることができるのでしょうか。それは、自分が正しいと信じていることを疑うことではないでしょうか。
たとえば、子どもは親の言うことを聞かなければならないと信じていたとします。しかし、それは常に正しいでしょうか。たしかに、親の言うことをきけば、安全安心に生きていくことができやすいといえます。親の言うことが間違っていたり、自分を不幸にするようなことを言われているのに、言うことを聞くと、それはむしろ危険といえるのではないでしょうか。そうであれば、子どもは親の言うことを聞かなければならないという考えは常に正しくはないと考えることで、自分を楽にすることができるといえるのではないでしょうか。
楽になるまで考えてみる
もしそれで楽にならない場合は、他に自分が正しいと思っていることはないかを思い巡らしてみて、またそれは絶対的に正しいのか疑ってみることが大切です。
色々と疑うことで、この考えなら楽になるというのが出てくると思います。それをベースに生きていけばよいのです。そして、また苦しくなったり、つらくなってしまったら、また考えを改めれば良いのです。
1つの真理よりも、日々の試行錯誤が大切
絶対的に正しさ、真理というのは、永遠に悩みから開放してくれるようなイメージがありますが、実際にはそれを見つけることは難しいです。また、見つけたとして全く自分が楽にならないものかもしれません。そうであるならば、つらくなったり、苦しくなった時点で、これまで信じてきたことを疑ってみる。そして、楽になる考えを見つける。その繰り返しをもって、人生を歩む方が、楽に生きられるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
お心遣いありがとうございます!