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誰でもできることをがんばってもいい

 自分だけができることを求める。それは、自分自身の価値の向上につながることであり良いことです。ただ、自分だけができることを見つけなければならない。自分だけができることをやらなければいけない。そういうことにはなりません。

 そもそも、自分だけができることというのは、簡単に見つかるものでしょうか。また、そこにしか価値はないでしょうか。見つけるのは難しいです。そして、それだけが価値だとは言い難いです。

 誰でもできることでも、自分がどれだけ楽しめるか。そこに対して愛着を持ち、向き合えるか。そこの方が重要と言えます。極端にいうと、自分しかできないことがあるとします。それでも、それが全くやりたくないことであれば、嫌に感じると思います。求めないでほしい。そう感じると思います。

 誰でもできることだとしても、それを楽しめるのは自分。その楽しんだり追い求めたりすること自体が人生に喜びをもたらす。そして、他人の役にも立つといえます。

自分の根本の価値は変わらない

 自分だけができることがあったとします。たしかに、周囲から見た価値は上がります。ただ、それは、その能力に対する価値です。自分に対する価値ではありません。

 そうだとすれば、誰でもできること、自分だけができること。どちらをしていようと、自分の根本の価値は変わらないということです。

 特別自分だけができることができれば、人として立派な価値がつく。そういうわけではありません。むしろ、自分で自分を認められているか。その方が、大事です。誰にでもできることだとしても、それを楽しんで取り組める。自分の成長を実感できる。できることが増えたと感じる。その過程が、自分で自分の価値を認めるために大切といえます。

細かく見ると、誰でもはできない

 同じ結果を生み出す。その意味では、誰でもできるようなことはたくさんあります。ただ、その過程や方法を見ると、誰でもはできない。そんなことも多いはずです

 誰もできない結果を生み出すことは、目に見えて価値が高そうに見えます。ただ、よく見ないとわからない過程や方法、考え方。そこにこそ、個性が現れているといえます。

 そうであれば、誰でもできるようなことをしている。そのように見えて、実は、誰でもできるわけではない。そして、その部分に、自然と個性が現れている。

 そう考えると、誰でもできる、誰でもできない。それにかかわらず、やってみたいことを素直に取り組める。そして、やりたいことをやること自体で、自分らしさを出せる自分らしさを出せれば、自分を認められるようになっていくといえます。

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