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自ら行い、自ら考える時間を大切にする

 生きていると、不便なこと、困りごとがあります。そのときに、他人が助けてくれたり、物や機械、AIが助けてくれます。そのおかげで、様々なことが便利になり、困りごとも解決していきます。

 他人や機械が代わりに行ってくれる。他人やAIが代わりに答えややることを考えてくれる。それは、とても便利で、必須なことです。一方で、楽になったのに、なんだかつらい。苦しい。そんなことがあるかもしれません。

 それは、自ら行うことによる、楽しさ、心地よさ。自ら考えることによる、楽しさ、心地よさ。自ら学ぶことによる、楽しさ、心地よさ。そういった時間を減らしすぎているからかもしれません。

 自分で行う、自分で考える能力。それが下がること自体を、否定したり悲しむ必要は必ずしもありません。自分で火をおこせないからといって、落ち込まないのと同じです。全部自分で行い、考え、能力を保とう。能力をあげよう。無理にそうする必要はないとはいえます。

 そうでなく、自ら行わない。自ら考えないこと。それは、楽しみ、心地よさを感じる機会を減らしている。それが、つらさ、苦しさにつながっている。そこを見直すのが、鍵と言えます。

速く、正しくだけが幸福に繋がるとは限らない

 他人に頼んだ方が、速く正確にできることは多くあります。機械に任せた方が、速く正確に作業が完成します。AIに任せた方が、人を感動させる面白いお話を書けるかもしれません。

 他人に任せる。機械に任せる。AIに任せる。その方が、物事はうまくいくのかもしれません。ただ、では、自分は何をするのでしょうか。

 自分で行うと、手間をかけて失敗。自分で行うと、散々時間を費やして、思い切り間違える。自分で考えると、独創的かと思ったら、極めてありふれたものになる。

 たしかに、そんなことばかりでは、嫌になっていくかもしれません。しかし、それらを行う楽しさ。自分で考える楽しさ。これは、とても代えがたく価値高いものといえるのではないでしょうか。

 速く、正しくだけが幸福に繋がるとは限りません。自分にとって、どんな時間が幸福を生み出しているか。そこを考え、あえて自ら行う。あえて自ら考える。そんな時間を少し増やしてみるのも良いかもしれません。

好きだったものは、自ら行い、自ら考える

 世の中、どんどんと便利になっていきます。探せば、サポートをしてくれる人、機械、AIは見つけることができます。

 そして、便利で、速く、正確なため、お願いしたくなります。そして、自分の嫌に思うことを代わりに行ってくれる。それは、大変ありがたいことです。

 ただ、好きなことは、たとえ下手でも苦手でも、自ら行い、自ら考える。そうしてみるのも良いといえます。自分の好きなことをする時間をなくさないためです。

 実は、掃除が好き。そういう人が、機械を導入し、時間短縮を図る必要はあるでしょうか。現場で働くのが好き。そういう人が、他人に、その作業を任せて効率化を図る。もしかすると、それで、好きなことができずに苦しむかもしれません。何をしたいかは自分で考えたい。そういう人が、他人やAIに自分に合うものを考えてもらう。そうすると、考える楽しみが薄れてしまうかもしれません。

自ら行い、自ら考える時間を大切にする

 なんだかつらい、なんだか苦しい。その場合は、便利さの影響で、自分の楽しみがいつの間にか減っていた。そういう状況かもしれません。そして、楽しむとは、自ら行い、自ら考えるそのこと自体にあります。

 たとえ時間がかかり失敗が増えても、自ら行い、自ら考えることを大切にする。その姿勢が、心地よい人生につながっていくといえます。

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