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具体的な言葉にすることで、他人に惑わされることを減らす

 自分ではこれが好き。なんとなくこっちの方がいい。こう感じている。そういうことがあると思います。一方で、これはこうだ。それはおかしい。そんな風に自分とは異なる意見を言う人もいます。自分の思うことに批判をする人もいます。

 そうすると。自分がおかしいのかな。自分が間違っているのかな。自分が浅はかなのかな。そんな風に、どんどん自信がなくなってきます。自分が感じることに自信を持てなくなってしまうのです。

 そこで、自分の感じることを具体的な言葉にして考えてみる。そのことで、自分の意見がはっきりとしてきます。自分の意思もはっきりとしてきます。そうすると、他人の意見や批判に惑わされづらくなります。そして、自分が感じることに自信を持つことができます。

自分を納得させるために、具体的な言葉にしてみる

 通常は、相手を納得させるために、具体的な言葉で意見を述べます。ただ、それだと主張の強い人、論理的な人、声が大きい人が勝つことになります。つまり、理解を相手に求めることには限界があるのです。

 それよりも、自分で自分を納得させることが大事です。自分はこう感じている。これが良いと思っている。納得することで、他人に惑わされづらくなります。そのためには、自分で具体的な言葉にして、自分を納得させる。それで充分なのです。

常識は、個々の考えの平均のようなものにすぎない

 100メートル走をして、1番を取ったとします。みんなの平均タイムとはかけはなれています。そして、平均になれなかったと落ち込むでしょうか。たとえば、平均が15秒だとします。それは、1人1人全く違うタイムを平均したものにすぎません。

 同じように、何を考え、何を感じるかも1人1人全く違います。常識というのは、個々の考えの平均のようなものにすぎません。つまり、常識が正解ではないのです。自分で感じたことが、自分にとっての正解なのです。

自分の感じていることをもっと大事にする

 もちろん、新しい経験をしたり、他人の意見を聞いて感じ方が変わる。考え方が変わる。それは自然なことですし、良いことです。ただ、いつも、自分の感じたことに自信を持てない。それをずっと繰り返し続けるのは、つらいといえます。自分の感じたことに基づいて生きれていないからです。そうすると、自分が何を感じているのかわからなくなります

 主張の強い人の意見で、自分の感じたことを閉じ込めてしまう。常識により、自分の感じたことを否定してしまう。たしかに、調和のため、空気を合わせるのは、自然なことです。しかし、自分の感じたことまでなかったことにする。そうならないようには留意する必要はあるといえます。

 そのために、自分の感じたことを具体的な言葉にしてみる。そのことで、自分の感じていることをよりはっきりさせる。はっきりさせれば、曖昧ではなくなります。曖昧でなくなれば、他人に惑わされることが減っていきます

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