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思うより、時間がかかってもいい

 想定した時間内に物事を達成させる。それ自体は、大事なことです。仕事では、きちんとかかる時間を想定し、期間内に遂げるが求められます。学校でも、決められた時間内に、問題を解き終えることが求められます。

 ただ、それに慣れすぎて、自分の人生や日常。それらに対しても、時間内になんとかしなければ。そういう思いが強くなる。そのことで、自分の人生をうまく進められるならばプラスに働きます。一方で、それが焦燥感や絶望につながる場合。

 そうした場合は、思うより時間がかかってもいい。そのような余裕を持つ心が、かえって大切といえます。日常の小さなことで、これでは間に合わない。そんなことばかり考えると、日常が焦りで埋まってしまいます。これでは、描いた人生設計が崩れる。そのように毎日焦っている。人生を豊かにするために計画したはずなのに、心が豊かになりません。

 思うより時間がかかってもいい。そのように、ゆっくりと自分の人生という道を楽しむ。日常の出来事も、長い目でみる。そうした心持ちが、心豊かに生きる上で大切といえます

時間がかかることを受け入れる力も立派な力

 一夜漬けをする。徹夜をする。そのように、締切に間に合わせる訓練をすることは多いはずです。締切を本当の締切より前に設定して、取り組む。段取りをしっかりする。そのように、スマートに締切に間に合わせることも必要とされます。

 ただ、それを逆手にとって、自分を責めることにもつながります。一夜漬けや徹夜すればなんとかなるのに、がんばれない自分。要領よくやれば間に合ったはずなのに、要領の悪い自分。そして、募るのは、焦りやイライラばかり。これだと、残るのは、余裕をなくし、自分と出来事を責める心のみです。

 これは、思ったより時間がかかるんだな。引き続き、マイペースでやっていこう。そのように、時間がかかることを受け入れる力。それも立派な力ではないでしょうか。

 日常や自分の人生、思うように進まないことは多々あります。それを思うようにすすめる努力。また、要領の良さ。それらもすごい力です。ただ、努力は無理のしすぎにつながります。要領というのは、失敗の経験をたくさん積まないと良くなりません。

 そもそも、できれば、心豊かに生きたい。だからこそ、色んな物事を計画して、ゆとりをもって生きよう。そうするはずです。それならば、うまくいかなくとも。思うよりすごく時間がかかったとしても。それはそれで受け入れる心の余裕。それが、心豊かに生きる上で、実は重要と言えるのはないでしょうか。

思うより、時間がかかってもいい

 本当に、今、焦っていることは、今、解決しなければならないのか。人生設計が狂ったとして、本当に、自分の人生、台無しになるのか。そのように問いかけ、まずは、時間がかかることを少しずつ受け入れる。

 視野の狭い状態でがんばっても、さらに不安や焦燥感が出てきます。思うより、時間がかかってもいい。そのように問いかけ、余裕を持ち、視野を広くする。その心持ちが、日常や人生を生きる上で大事と言えます。

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