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使えない人となることで、自由で豊かな人生を生きる

使える人になると、不幸になる

 通常は、使える人を目指すはずです。しかし、使える人になると、不幸になります。使える人は、その能力をあてにされます。能力で評価されます。その能力がなくなったどうでしょうか。その能力が求められなくなったらどうでしょうか。もう、その人は、求められることはありません。

使えない人は、好きなことができる

 使えない人は、最初から求められません。それにもかかわらず、関わってくる人は、その人自身を魅力的に感じています。その人は、自分の好きなことをしていれば、良いのです。それに対する評価が変わることは少ないです。変わったとしても、本人は変わりません。変わらずに好きなことをしていくだけです。

使えない人になった場合はチャンス

 使える人は使えなくなったときは、チャンスです。使えない人として、自由に生きるチャンスです。しかし、通常は逆の方向にいきます。使える人をまた目指してしまうのです。もしくは、前よりもさらに使える人になることを目指してしまうのです。

使えない人になることが幸福につながる

 豊かな人間関係というのは、互いの能力を利用し合う関係ではないでしょう。互いのそのままの魅力によって自然とできた関係ではないでしょうか。

 豊かな人間関係は、人生の幸福の1つです。自分の生きたいように好きに生きることも幸福の1つです。それらは、使えない人になることで、実現されるといえます。

 使えない人になれば、挑戦がしやすいです。全然できなくても、気にせず続けられるからです。使える人を目指す場合は、才能を引き合いに出し、挑戦による失敗を恐れます。また、やりたくもないことに義務感を感じて無理してがんばります。どちらが、自分の望む時間を過ごせるでしょうか。それは、使えない人であるといえます。

使えないからこそ、誰かに利用されない

 使えないからこそ、誰かに利用されることはありません。自分自身を自分の目的のために活かすことに集中できます。使えてしまうと、誰かに、自分の理念とは関係ない目的に能力を使われてしまうおそれがあります。やりたくないことや目指したくないものに協力することになります。

使えない人になることで、自由で豊かな人生を生きる

 使えない人になることで、能力だけを見て、道具として人を使う人と関わる時間は減ります。一方で、自分自身の存在の魅力を見て、関わりたいと思ってくれる人との時間が増えます。そうであれば、使えない人になることは、自由で豊かな人生を過ごすことに繋がるといえます。

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