インテリアコーディネーター2次試験の「論文攻略」について
※当記事はInterior Coordinator Salon代表 「Paul」のラジオ台本となっています。該当のラジオはこちらです。
当チャンネルでは、独学でインテリアコーディネーターを目指される方に有益な情報をお届けしたり、現役ICである私自身の経験を基にお話をさせて頂いています。
■テーマ
インテリアコーディネーター2次試験の「論文攻略」について
今回はIC2次試験で毎年出題されている論文について書いていきます。
■試験の説明
まず、このインテリアコーディネーター試験というのを知らない方のために簡単な説明をします
まず10月に1次試験というのがあり、こちらは学科試験となっています。
ほとんどが3択で答えていく問題で、75%以上の正答率を得れば、今のところどの年度でも合格することができています。
ちなみに、この合否は全体での相対評価なので、何点取れば合格というわけではなく、全体の点数によってこの合否ラインというものは毎年、数点単位で変わってきます。
まぁ、具体的には73点前後が合否ラインになると思って頂ければと思います。
そして、この1次試験で合格した人が2次試験に進めるのですが、この2次試験では
「図面を描くということと」、「論文を書く」という2つの課題を与えられます。
なので、製図はもちろん苦労するんですが、論文も皆さん結構苦労されるんですね。
なので、僕のようにブログを書いているとか、仕事で文章を書く機会が多い方であれば、むしろ得意分野だと思うのですが、大半の方は苦労されるのが実情だと思います。
そこで、今回は論文に的を絞って話していきたいと思います。
■本題
それでは、ここから本題に入っていきますが、まずは論文は「与えられたお題」に対して的外れなことを書いていなければ基本は大丈夫です。
例えば、照明器具のことを問われているのに、人の視野や視覚の話題などを書いているとかはテーマが少し変わってしまっていますよね。
なので、ここでいう「照明器具」であれば、具体的な光源、スポットライトやダウンライトなどのこと、建築化照明、演色性のことなどを書いていれば、テーマから外れてはいないということになります。
なので、そこまで構える必要はないのですが、おそらくこの部分が解っていても、「意外と文章を書き出せない」というのが実情だと思うんですね。
そこで、この試験の論文においてのおすすめですが、
「まずは結論を書いてしまいましょう」ということです。
結論を書けば、その後にその理由だったり、具体的な商品だったり、補足であったり、色々と書くことが見つかるかと思います。
ということで、次に少し深掘りして話していきます。
■深掘り
まずここまでをまとめると
与えられたテーマから外れないということと、結論を書いてしまうということを話してきました。
それでは、次に考えておくべきことは2つあって
「大きく構成を分けること」、そして「文頭、接続に使うワードをいくつか用意しておく」ということです。
・まず、大きく構成を分けるというのは・・・
結論を書いた後に、どうまとめていくのか。ということです。
・次に文頭・接続に使うワードですが、一度文章の例を聞いてみてください
今回は、食に例えてみます。
「今日の晩御飯はハンバーグです。(結論)しかも、贅沢にも中にチーズをたくさん入れています。(補足)さらに、せっかくハンバーグのタネを作ったので、明日はミートボールにアレンジをして食べてみたいと思います。(補足2)」
今の文章の中に文章を接続するワードが「しかも」とか「さらに」というのが入っていたのが分かりましたでしょうか?
こういう接続詞的なものをうまく使っていくことで、文章って長く、そしてさらに深く書くことができるんですね。
なので、こういった文章力の感覚をお持ちの方は独学ですぐに書くことができるようになるかと思います。
私的には、この試験の論文で重要なことは「いかに早く、無難な文章で書き切るか」ということだと思っていますので、このような文頭や接続詞のワードに工夫をして書いていくことをお勧めしています。
少なくともサロンではテンプレートをお渡しし、今回のような教えで行っております。
ちなみに、今回の論文のテンプレートはデジタルコンテンツですが、単体でも販売しておりますので、ご興味ございます方は、ページの最下部か当インテリアコーディネーターサロンにてお買い求め頂ければと思います。990円で出しています。
正直、自分的にはおすすめで、テンプレートを使って少し練習すれば本番でも40分で論文は書き切ることができるようになるかと思います。
その分、製図に時間を描けることができるようになるので、論文を早く書き切るというのは正義だと思います。
ということで、今回のラジオをまとめていきます。
■まとめ
・論文はテーマからあまりに外れていなければ大丈夫です
・まずは結論から書き始めると書きやすいということ
・大きく構成を分けて、文頭や接続詞をうまく使うこと
この3点をお伝えしてきました。
やはり論文よりも重要視しなくてはいけないのは「製図」の方ですから、論文はさらっと終わらせるだけの知識だけは身につけておいた方がいいかと思います。
はい、それでは、今回は以上となります。
最後までお聴き頂きありがとうございました。
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