サーグカラー
タイトルのこれをみて「言い得て妙!」と思った人はネパール語ヒンディー語を学んだ人か
カレー好きの人でしょう。
サーグというのは日本だとインドカレー屋さんでセットを頼むとついてくる葉物野菜の炒め物です。
カトマンズではからし菜のあぶら炒めのことが多いです。
新鮮な葉物野菜のままだと青々しすぎていますが、あぶら炒めにすると色が2トーンくらい下がります。
モスグリーンのことをサーグカラーと言います。
一般的な言い方なのか分かりませんが全く関連のない工房二か所で聞いたことがあります。
グリーンターラの肌を描くときはサーグカラーに白を混ぜて明るくしてから塗ります。
グリーンターラの顔や足元の緑にはこの落ち着いたサーグカラーを使います。
サーグカラーという言葉を知って以来、作業中に
「からし菜の炒め物色、、、」とつぶやいてしまいます。
ネパールで使われている緑はどんなのかな?と不思議に思ったら
ほうれん草かからし菜の油いためを作ってみてください。それがサーグカラーです。
青梗菜だと加熱で彩度が上がってしまうので注意してください。