天中殺
手応えない。
投げても打っても手応えない。
無反応。
リアクションがない。
投げた打ったものがどこに行ってるのか?そんな空虚感である。
こちらからのアクションがまるでブラックホール吸い込まれているような感じで、投げた打ったものが返って来ない。
壁に投げたボールが跳ね返ることなく壁に吸い込まれるように、反動がない。
世の原則は因果応報。
自分で投げた打ったもの事が自分に跳ね返ってくる。
でも、天中殺の時期にはそれがない。
作用反作用の法則が成り立っていない。
宇宙の法則、原則を狂わす天中殺。
天の神が不在だから宇宙の法則が成り立っていない。
いわば秩序が乱れ不正が起きる、起こる、そんな時期が天中殺といえる。
世の中の原理原則が通じない分、不可思議な事が起きる、起こる。
いつもなら天が守護してくれているところに魔が入り込む。
魔が入ることによっていつもとは違う思考や言動で禍が起きる、起こる。
これを魔が差すという。
天中殺の期間には魔が肉体に入り込み思考や言動を狂わす。
今までの価値観から外れ不思議な体験をする。
思考は現実になるとは言うが、天中殺の時はこの法則が当て嵌まらない。
宇宙の法則、因果応報、作用反作用、思考は現実化、どれも天中殺の時には通じなくなる。
そのため、秩序が乱れ魔が差し矛盾が生じる。
いわば肉体を乗っ取られた状態、憑依。
肉体に魔が憑依しいつもと違う現象を体験する。
良くも悪くも強制的にいつもと真逆のことを強いられる。
そのため新たな体験をする。
本来なら手を出さずにいた事やものをやるのだ。
言ってみれば浮気。
天中殺の時期にはいつもと違うことに手を出したくなる。
なので浮気。
それまで抑えていた願望や欲望が表出し、新たな事をしたくなる。
そこで新たな事をやればカルマが増える。
カルマが増えるってことは、罪が増えるわけだから、その先の苦労が増えるわけだ。
天中殺とは、天の神が留守の時に肉体に魔が差し込んで欲を出させる。
その欲に従って動いていてはカルマ、罪が増える。
だから、天中殺の時には用心しないとその先で苦労が増える事になる。
天中殺時に気を付けなければいけないのは、欲望に打ち勝つ事。
天中殺時には魔が欲を触発させてくるので、それに屈しないように自らをコントロールしなければならない。
そうでないと後で痛い目に遭う。
※魔とは邪、蛇です。
蛇が憑依し、欲を誘発させる。
欲に負けない心を養ってください。