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東京PATAI

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東京に暮らす、国際カップル。 わたしたちが好きなことは、 アート、音楽、ファッション、黒色、おさんぽ、考えること、書くこと、その瞬間を味わうこと。
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記事一覧

My last day of 28

On my last day of being 28, what am I thinking? I was upset on my 28th birthday. 27 is…

pattobyo
3年前
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How to help people understand you can speak Japanese / 日本語が話せることを分か…

For non-ethnic Japanese people, living in Japan presents itself with a number of challen…

pattobyo
3年前
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写真の中の君は何を見ている / What are you looking at from inside the photograph

「そもそも写真を撮られるというのはなんともバツの悪い行為だ。少なからず自分に関心を持って…

pattobyo
4年前
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村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」解釈

僕がどうしても、いるかホテルに行かなければならなかった理由。それは、そこからやり直さなけ…

つるつるとしたサテンのリボンのように

趣味の良いインテリアショップで働いていると、色々な家族の形を目にする。 混乱のないよう…

映画 「人間失格〜太宰治と3人の女たち〜」

なぜだろうか、 日本橋アートアクアリウムの狭い水槽の中を、懸命に生きる金魚の姿が、脳裏に…

文学 「人間失格」

驚いた。 太宰治は、今まで「走れメロス」ぐらいしか読んだことはなく、その奇怪なストーリーにはほとほと嫌気が刺してしまい、ただの暑苦しい男、ぐらいの印象しか残っていなかった。 それが、どうだ。 初めて、人間失格を読んでいるのだが、なんと村上作品の主人公に似たものか。 これは、手記のようなものだろうか。 太宰の語る「恥の多い人生」の、馴れ初めを語ったものであり、同時に自分の生涯の言い訳をまるごと作品にしてしまったものなのだが、なんと孤独で陰鬱で、屈折しているのか。 その妙

太宰治 「斜陽」

「革命」というものが、チンプンカンプンで、ちっとも腑に落ちなかった。 だけど、今わかった…

love and revolution / 恋と革命 「日本語 / ENG」

「人間は恋と革命のために生まれてきた」 "Humans were born for love and revolution" 一般…

pattobyo
4年前
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雪国 [日本語 / ENG]

なんて本だ。 雪の中を通過し掘られたトンネルや高い山、季節限定のスキー、温泉付の旅館によ…

pattobyo
4年前
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わたしと彼と夏祭りと

夏祭りに心惹かれる理由なんて、挙げればキリがない。 だけど、あえて言葉にするのならば、…

バナナ

[ENG / 日本語 記事] I hate bananas. 僕はバナナがものすごく嫌いです。 Seriously, how c…

pattobyo
4年前
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「羊をめぐる冒険」 / 村上春樹 解釈

羊3部作の最終作。 この物語において、”羊”が人間の中に巣食う悪しき”欲”であることは、疑…

プロフェッショナル・カップル的日曜日

なんてことはない、日曜日。 一緒にカフェでお昼を食べ、政治の話をした。 彼は、私の意見に耳を傾け、私のことをセクシーだと言い、自分の意見を述べた。 私は、何がセクシーなのかちっとも分からない、と口を尖らせ、政治に詳しい彼に、まるで子供のようにたくさんの質問を投げかけた。彼は、一つ一つ、無知な私にも分かるよう丁寧に教えてくれた。 私は、教えてくれてありがとう、あなたの話はとても面白い、と言った。彼は、この話はすごく楽しくて僕は話しすぎてしまうから、危ないね、と言った