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デザイナーにジョブチェンジして9ヶ月たった新卒1年目の話

本記事はFringe81 Advent Calendar 2019の11日目の投稿です。

こんにちは。ごきげんぱつじ(@gokigen_patsuji)です。
実は私、2019年4月にカスタマーサクセスからデザイナーにジョブチェンジしています。(一応「新卒1年目」です。これにもあとで少し触れようと思います。)
今回はその理由、この10ヶ月でやったことと学びについてお話しようと思います。

こんなキャリアもあるんだ、ノンデザイナーからデザイナーになるこんな方法もあるんだ、と見てもらえれば幸いです。

デザイナーになるまでのタイムライン

「ジョブチェンジして10ヶ月の新卒一年目」の時点ですでに頭にハテナだと思われますので、まずデザイナーになるまでのタイムラインを記します。

2018年4月 大学4回生・Fringe81入社。カスタマーサクセスチームに配属さされる
2018年10月 カスタマーサポートの傍ら、UXリサーチをする人になる
2019年2月 上司との面談でデザイナーに挑戦することを決意
2019年3月 ここでやっと大学を卒業する
2019年4月 デザイナーチームに移籍、デザイナーとして仕事を始める

大学を卒業したのは2019年3月ですが、2018年に上京して前乗り入社し働いており、1年間働く過程でデザイナーになることを決意しました。



なぜデザイナーになろうと思ったのか

もともとデザイナーとは縁のない環境にいた私が、デザイナーになろうと思ったのには2つ理由があります。

1. お客様の課題を本当に解決し、喜んでもらうには作り手になるのが一番だと思ったから
2.  自分の将来のキャリアを考え、「デザインできること」が必要なスキルだと感じたから

1. お客様の課題を本当に解決し、喜んでもらうには作り手になるのが一番だと思ったから

元々私は「目の前のお客様に最高の価値を提供したい」という思いで就活をし、Fringeに入社しました。最初はカスタマーサクセスとして、プロダクトやサービスを組み合わせてお客様の課題を解決し価値を提供できるように働いていたのですが、その中にある葛藤がありました。
要望を受けたり課題を聞いたりする中で、「すみません、今はその機能がないんです。○○で代用していただけませんか。」とお答えすることが多々あったのです。
非常にもどかしく、悔しい思いでした。トイメンに立つお仕事をされている方は似た思いを抱いたことがあるのではないでしょうか。

これがひとつのきっかけです。
もちろん、あるものを工夫活用して価値を大きくする方法をとることもできるでしょう。しかし私は、「お客様の課題を根本的に解決し120%の価値を提供するためにインパクトのあることをしたい」という気持ちが強く、より上流で課題解決を考える仕事を選びました。


2. 自分の将来のキャリアを考え、「デザインできること」が必要なスキルだと感じたから

引き続き自分の話になってしまい恐縮ですが、私は将来のビジョンとして「目の前にいる人に最高の価値提供ができる何かを自分で作る」ことを置いています。
それには、自分にはまだない色々な力が必要だと考えました。

・課題が何かを調査し、仮説立てができる力
・課題を解決するストーリーが作れること
・そのストーリーを第三者に伝えられること
・etc

ジョブチェンジを決断した当時にここまで言語化できてはいなかったですが、大体こんなことを考えていました。

では、その力をつけるにはどうすればよいのか...。
当時の上司とデザイナーのマネージャーと面談を繰り返した結果、デザイナーになることが最適だ!と思ったわけです。
※あくまで私の話ですので、参考程度に思っていただけると幸いです。

特に弊社はデザイナーチームが調査・要件定義から表層のデザインまで全てを担当しているので修行しながら仕事をするには最適な環境でした。(快く送り出してくれた当時の上司・メンバーと、温かく受け入れてくれたデザイナーチーム、挑戦を応援してくれる会社には感謝しかありません。)


9ヶ月間でやったこと

弊社は挑戦を応援してくれる環境だということもあり、この9ヶ月でUXリサーチから画面づくりまで多くのことをやらせていただきました。

・調査(ユーザーインタビュー)
・要件作成
・ワイヤー作成
・UIデザイン
・ポスター作成
・etc

最初は2018年10月から取り組んでいたリサーチ&分析をメインで任せていただき、夏頃から徐々に表層のデザインへ取り組む幅を広げました。
最近では、お客様にお渡しするポスターの作成も担当しました。(初ビジュアルデザイン!)
下にその時作ったポスター×2を置いておきます。

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学び

開発体制がまだまだ変動期だということもあり、UXの5段階モデルの要件〜表層までを様々な案件で経験させていただき、学び多き9ヶ月でした。
多過ぎるので、特に自分の中で印象の強い学びをまとめようと思います。


1. 価値を高めるために使えるレバーが多くて難しい、だからこそ楽しい

機能開発や改善をするにあたって、構造や骨格の改善といった上流のものから、アイコンのパスの微妙な違いまで大小様々なレバーがあるなあ...と感じる日々です。

作りながら考えることは多く、考慮漏れがあったり知識が足りなかったりを繰り返しています。たまに「もうそれでいいやん!」と投げ出したくなることもありますが、「神は細部に宿る」を信じて必死に食らいつこうと思います。

最近デザイナーのレビュー体制が変わり、色んな視点から考慮できる体制になったのでそれももっと活用していこうと思います。


2. 伝え方はめちゃくちゃ大事

どんなコミュニケーションでも、
・相手の背景情報や前提知識を考慮した伝え方をする
・自分が実現したいこと、実現方法にはこだわらないことを丁寧に伝える
ことが非常に大事だと思いました。

・相手の背景情報や前提知識を考慮した伝え方をする
デザイナーあるあるかも?と思っているのですが、自分が調査や要件フェーズから案件に関わっていると、後からジョインしたエンジニアさんも同じくらいの前提情報をもっていると錯覚してしまうことがあります。
もちろん、ほとんどのケースで前提情報0なので「自分にとっては過剰かも?」というくらい丁寧に伝えるようにしています。
その後のコミュニケーションがかなりスムーズに行くようになった気がします。

・自分が実現したいこと、実現方法にはこだわらないことを丁寧に伝える
自分である程度の実現方法まで考えた状態で話をすると、その方法にこだわろうとしてしまうことがあります。(自分も、エンジニアさんもです。)
そうならないよう、今はあえて一番最初に伝えるようにしています。
「この方法には拘らないから、課題解決ができる最適な方法を実現したい。そのために気づいたことは全部言ってください。」
自分の意識も改まりますし、エンジニアさんも最適な解決方法を考えてくれるので結果良いものを協力して作れるようになった気がしています。



さいごに

ジョブチェンジ&勉強を始めて9ヶ月経った今でも、まだまだ学ぶことが多く毎日てんてこ舞いです。
少しでも早く一人前になれるよう、もっと努力をする半年が待っています。来年の春頃に、1年間でやったことやできると自信を持って言えるようになったことをまとめたいな〜なんて思っています。

このあたりで、次はKenkenGodaにバトンを繋ぎます。
最後までお読みくださりありがとうございました!




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