(プロンプト4選)壁打ちって何?AIと壁打ちしても時間の無駄と思っている方へ
2023年10月のソフトバンクワールド2023で、孫正義さんが「今チャットGPTを使っていない人は悔い改めた方がいい」「私はチャットGPTを壁打ちに使っている」と講演されていたのは有名な話です。
壁打ちとは、AIと会話を重ねることで自分の思考を整理していくことです。今回はおすすめの壁打ち方法をご紹介します。
私もAIとの壁打ちは時間の無駄だと思っていました
正直、私もAIとの壁打ちは時間の無駄だと思っていました。AIは当たり障りのない抽象度が高い回答をしてくるので新しい発見もないし、議論をする前提知識もAIに共有しなければならないので面倒だと思っていました。でも日本を代表するスーパー経営者が壁打ちをしているならそのやり方を調べてみようと思い色々とリサーチしてみました。
そして、以下の2点に気が付きました。
①最初はテンプレートを使うと壁打ちがわかりやすい
②自分の考えをAIが最適なフレームワークに当てはめてくれるのが壁打ち
壁打ちは、テンプレートを使うとわかりやすい
私の最初の悩みは、そもそもAIに相談することがないということでした。AIに相談するくらいなら自分で解決できると思っているからです。調べていくと、海外では壁打ちにおすすめのプロンプトというのが出回っていることを知りました。確認してみると確かに面白い切り口であり、この切り口を試すことから壁打ちの作法を学べると思いました。次章からは具体的なプロンプトを4つご紹介します。ちなみに情報元は米国のForbes社の記事です。
基本原則で考えるのを助けてくれるプロンプト
基本原則の考え方は、問題から主観的な前提や偏見、憶測を取り除き、真実のみに焦点を当てる方法で、Elon Muskのお気に入りの問題解決のフレームワークです。
顧客との深い共鳴を生むプロンプト
顧客がいなければビジネスはありません。顧客のニーズを理解し、それを満たしていることを確認して、顧客を失うことがないように心がける必要があります。顧客の希望や夢、恐怖を深く掘り下げることで、彼らが何を考え、喜んだり悲しんだりするのかを理解します。
プラトニックな理想を見つけるプロンプト
起業家がビジネスを始める理由は様々ですが、その核心にはなんらかの使命感があるはずです。しかし、その使命感を完璧に実現することは不可能です。プラトニックな理想とは、精神的な部分を排して、物理的な法則のみに限定した最も完璧な形での解決策を意味します。
助けを求める相手を知るプロンプト
多くの人々に助けを求めれば、実行すべき助言が多すぎてどれが正しいのか分からなくなり、それらすべてを実装することは災害を招くことになるでしょう。このプロンプトでは誰にアドバイスを求めるべきかを教えてくれます。
大切なのはAIと会話を続けてみること
AIからの返答が見当違いであったり抽象的であると会話をやめたくなると思います。それをぐっと堪えて、会話をすることでこちらの意図を伝えるようにしましょう。それによって、深い会話ができるようになってきます。
AIは様々なフレームワークに悩みを突っ込んで整理してくれる
フレームワークとは、思考の漏れや重複をなくしたり、思考の手順を整理するのに効果的な考え方の枠組みですが、数あるフレームワークを適切に使いこなすには知識と訓練が必要です。頭がいい人はよくフレームワークを使って思考を整理しています。たとえば、経営戦略を考えるときに、上記の図(SWOT分析)を知っていれば、自社の強み、自社の弱み、外部の機会、外部の脅威を分析することで、多角的な経営判断が可能になります。しかし、AIと壁打ち(思考の整理)をすれば、我々が最適なフレームワークを知らなくても、AIが最適なフレームワークをチョイスして思考を整理することを助けてくれます。場合によっては、数年前にはなかった最新のフレームワークを使ってくれるかもしれません。フレームワークのアウトソースをすることで普段の思考のクセ(既存のフレームワーク)から脱して新しい発想ができるようになるかもしれません!
私が思う有益なフレームワークを紹介
このnoteのプロンプトは面白いと思います。たとえば、何かイベントをしたいときに、どういう手順で進めれば良いか教えてくれます。これだけだと特別なプロンプトは必要なさそうに思えますが、ちゃんと人間に役立つ形(単なる思考の整理ではない)で出力してくれます。
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