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AIが普及すると2030年には大型火力発電所を580個新設しなきゃいけないって知ってた?

こんにちは、パトルです。

よくデータセンターは消費電力が大きいといわれますよね。AIの処理にもデータセンターが使われます。

2023年11月17日の自民党による「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」でもソフトバンクとNTTが電力問題を取り上げていました。その際、AIがどれだけ電力が必要なのか紹介されていたので記事にしました。


AIの消費電力

「自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」ソフトバンク資料

このままAIが普及すると2030年には2020年の250倍以上の計算能力が必要になります。その電力量は大型火力発電580基に匹敵するそうです。

ちなみに日本には大小合わせた火力発電所が現状482個あります(エネルギー庁資料)。日本の発電量はほとんどが火力発電でまかなわれています。さらに580基なんて無理でしょ!

ただ別の観点で調べてみると、日本全体での消費電力は、約900TWhです。大型火力発電580基を計算すると0.3103TWhです。こう考えると微々たるものに思えます…。ん?これをどう解釈して良いかわからなかったので詳しい人はコメントください(涙)

ソフトバンクとNTTの対応案

「自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」ソフトバンク資料

ソフトバンクは、データセンターを全国に分散させることで都市部への電力消費の集中を防ごうと提案しています。

「自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」NTT資料

NTTはAIのモデルを小さくすることで消費電力を抑えようと思っているようです。確かにこちらの方が根本的な解決にはなりますが、そもそも大規模言語モデル(LLM)にはスケーリングローがあるので、モデルを大きくすればするほど学習効率が上がるのでモデル拡大競争をしているんじゃないの?と思いましたが…。

「自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」NTT資料

NTTは日本で一番AI分野の論文を書いているすごい会社なのでそんなことは分かった上で解決策を提示しているのでしょう。

まとめ

最近はChatGPT Plusのサブスクやら色々とお金がかかるのに、更に電気代が上がったらすごく困ってしまいます!「必要は発明の母」といわれます。この逆境を乗り切るテクノロジーが出てくるのを期待しています!

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