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「局地戦を制して鬼門を突破せよ」~2019 J1 リーグ第31節 vs ジュビロ磐田~【プレビュー】

皆さんコンバンワ!太古の森と漆黒の獣です!

いよいよアウェイ8連戦も最終戦、ジュビロ磐田戦のプレビューです!!
(おせーよ!!!)

前回に引き続き自作データが少ないけど今回は単純に作る時間無かっただけだよ!!!(涙目)

こっちのプレビューの方が為になるよ!読んでね!

■ここまでの成績&現況 ~調子上向き同士~

【東京】
・前節の勝利が8月以来の連勝&無失点勝利、また永井も8月以来のゴール
・大森が復帰、小川もU-23にて実戦復帰
・アウェイ8連戦はここまで3勝3分2敗
・首位鹿島とは変わらず同勝点の2位
【磐田】
・白熱のダービーを制してここ5試合で勝ち点7
・怪我の川又、山田が全体練習に復帰
・入れ替え戦圏内の16位湘南とは残り4試合で勝ち点6差、1試合敗れるだけで残留が厳しくなる状況は変わらず

共に前節のリーグ戦は快勝、劇勝となりました。
お互いに優勝争い、残留争いと立場は違えど一戦必勝が求められる状況での試合が続きます。
なりふり構わず絶対に勝ち点3を取りたい試合なのは間違い無く、引き分けは負けとイコールではないでしょうか。

■対戦成績 ~埼スタに次ぐ鬼門~

【東京から見た vs磐田 対戦戦績】

通算対戦成績
12勝10分17敗
H 9勝6分4敗
A 3勝4分13敗

リーグ対戦成績
10勝8分15敗
H 8勝5分4敗
A 2勝3分11敗

ヤマハスタジアム通算成績
13試合 3勝3分12敗 勝率16.7%

9月以降の対戦成績
3勝3分6敗

通算成績は磐田が5勝も勝ち越していますが、磐田黄金期にやられた数字の影響が大きいので、そこまで苦手なイメージを持つ東京サポーターは少ないのでは無いんじゃないでしょうか。
J1に磐田が再昇格した2016年以降は、8試合で2勝3分3敗とほぼ五分の成績です。
この対戦はお互いにホームで勝ち越しているのですが、東京ヤマハスタジアムとの相性が非常に悪く、10試合以上戦っているスタジアムの中ではあの埼玉スタジアムに続いて2番目に勝率が低く、しかも負け数が1少ないだけなのでほぼ同レベルの鬼門中の鬼門なのです。
最後にヤマハスタジアムで勝利したのは2009年に「磐田キラー赤嶺真吾」が得点した試合、実に10年近く勝利していません。
アウェイ8連戦の最後に相応しく、厳しい敵地での試合となります。



■磐田の戦い方~フベロ監督の手腕~

昨シーズンからの名波体制を継続した磐田ですが、昨年に続き降格圏内を彷徨う苦しいシーズンととなりました。
6月に名波監督から鈴木監督に交代、更に鈴木監督から代行監督を挟んで現在のフベロ監督が就任したのが8月でした。
正直外からみていただけなので、詳しくは分かりませんが彼が就任した時点ではどうしようにも無いくらいにチーム状態が悪いと感じていました。
ただここ直近の試合を観た感想は、ようやくマイナスだったチーム状態をフラットな状態まで戻せてきたのかなという印象です。
まだまだフベロ監督の色が上乗せされている部分は少ないのでしょうが、カオスに近かったチーム状態を整備して、マトモに勝負出来る土俵までチームを建て直したフベロ監督の手腕は現時点でも評価されて然るべきだと思います。
基本的に現時点の磐田は複雑な闘い方はしていないという印象、ルキアン、アダイウトンといった抜群にキープ力と推進力を持った選手が前にいますので、彼らが時間を作って主にサイドから仕掛けてくる形が多い様に感じます。
難しい事を仕込む時間もありませんし、シンプルに個の能力を発揮出来る組み合わせがようやく見つかりつつある現状なのかなと考えます。
細部や練度は違いますが、2TOPが軸という点では東京と似てシンプルなわかり易いサッカーをしてますね。


■試合展望 ~局地戦でどちらが優位に立つか~

特に何もアクシデント等が無ければ4-4-2同士のミラーゲームになるでしょう、となればものを言うのは個人の質的な優位です。
如何に各々が対面する相手を上回れるかで、この試合の優位性は変わって来ると思います。
特に鍵を握るのはお互いの2TOPをどう活かし、どう抑えるかでしょうか?

■攻撃編

・奪った瞬間が狙い目

フベロ監督になってから守備のオートマティズムに改善がみられる磐田、ですが鳥栖戦と清水戦を見る限り、自分達がボールを保持して攻撃している状態から奪われた際の切り替え(ネガティヴトランジション)に課題を抱えている様に感じました。
ボール保持攻撃の際にポジションを動かしながら攻撃するのですが、奪われた際のポジショニングやカバーに拙さがある様に感じます。
東京の強みは奪ってからの切り替え(ポジティヴトランジション)神戸戦、大分戦とこの強みからゴールを奪って往時の勢いが戻ってきた感がありますので、先ず狙うとすればここになるのではないでしょうか?

・スピードで仕掛けろ!縦に早く

磐田のCB陣はスピード勝負に脆い印象を受けました。
鳥栖のクエンカ・金崎のゴールはいずれも縦横にスピードで仕掛けて奪ったゴール、東京2TOPの強み(機動力)を活かせば単騎で仕掛けても十分にチャンスになるでしょう。
またPA付近でのワンツーも効果的だと思います、マークの受け渡しが曖昧になるんですよね。

■守備編

・柔のルキアン、剛のアダイウトン

今の磐田の攻撃を牽引するのは、間違いなくこの2TOP。
ルキアンはガンバ戦でお間抜けな退場をしてネタ系と思いきや、ポストプレイヤーとしてはリーグでも屈指の選手でした。(下さい!)
懐深いキープ力はもちろん空中戦も強く、テクニックも水準以上にあります。彼を起点に後ろから選手が飛び込んでくる形は大きな脅威になるので渡辺、森重のコンビには彼に自由を与えないよう働きが必要になるでしょう。
そして重戦車アダイウトン、無からゴールを生み出せる理不尽系プレイヤーです。深い位置からゴール前まで一人で運べるパワーと推進力があるので、1対1は避けたいところですが、主に左に展開することが多いのでセイムロヤにかかる期待は大きい!(成なら出来る!お前なら出来る!)
とにかく彼ら2人を押さえ込めば磐田の攻撃の威力は少なくとも半減すると思います。

・後方飛び出し要注意

前述した2人で起点を作られた場合に厄介なのは、SHやSBの飛び出し。
松本や藤川はいいタイミングで裏のスペースに飛び出してくるので、ここはCHの橋本、高萩、SHの三田、東にはしっかり付いていってもらいたいところです。

・ヤマハ劇場に要注意

鳥栖戦もそうでしたが、今シーズンのヤマハは終盤に魔境と化します。(磐田にとっては良い意味でも悪い意味でも)
何かが起こるかも・・・そういう雰囲気が出来てしまうと謎のパワーから凄く元気になる磐田。(もうエネルギッシュというかカオス)
こうなると試合がどう転ぶか分からなくなってしまいます。
更に磐田川又がベンチ入りする可能性もあり、そうなると試合終盤の飛び道具として侮れません。
東京としては試合終盤までに少なくとも2点差以上付けるような試合展開にもっていきたいところです。
ヤマハノアディショナルコワイ

■まとめ

おそらく正面からまともに当たれば、戦術の練度も個の質も東京の方が上です。
難しい事は考えずにシンプルに局面でのデュエルに勝って、ハードワークで相手を上回れば自ずと勝利は近づいてくる筈です。
いつもの長谷川監督の試合前インタビューを思い出しましょう!!

「ウチはいつも通りに自分達のサッカーをやるだけです」

うん!シンプル!!
(試合前インタビュー、ウチだけ段々尺短くなってない?)

試合は14:00キックオフ!

現地もTVもアウェイ8連戦最後のゲームで精一杯後押ししましょう!!

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