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「思う念力、岩をも徹す (オモウネンリキイワヲモトウス)」~2019 J1 リーグ第28節 vs サガン鳥栖~【プレビュー】

皆さんこんにちは、太古の森と漆黒の獣です。
そろそろ執筆スピードが追い付かなくなって参りました…(笑)
CLのリバプールvsザルツブルクを観ながら書いているのですが、コップのユルネバ大合唱を聴いてそろそろホームが恋しくなってきました(泣)
今回はアウェイ8連戦の5試合目、サガン鳥栖戦になります。
それではプレビューいってみましょう!!

戦術的なプレビューこちら↓

■ここまでの成績
~ 苦しむ両チーム ~

【東京】
・前節松本戦はドロー、アウェイ連戦はこれで1勝2分1敗
・東京はアウェイで、現在2試合連続で無得点。しかし、今シーズン得点を挙げたアウェイでは無敗(4勝2分)。
・直近5試合でわずか1勝のみ(2分2敗)尚且つ4試合で失点を喫している(計5失点)それ以前には3試合連続無失点での3連勝を記録していた。
・今季、無失点に抑えた試合数がリーグ最多タイ(C大阪、広島と並び)また、2015年以降から今季までの毎シーズンで10試合以上の無失点試合を記録しているのは鹿島と東京のみ。
・2位鹿島とは勝ち点差1
【鳥栖】
・前節は浦和との試合、2点ビハインドから逆転に成功するも、ATにPKを献上しドロー。
・鳥栖は直近8試合14得点を挙げている(1試合平均1.75得点、3勝2分3敗)。今シーズン開幕から19試合での総得点よりも多い(12得点:1試合平均0.6点、5勝2分12敗)
・高橋秀人は今季、チーム最多のタックル(39)クリア(77)を記録。また、インターセプト(27)ブロック(11)はそれぞれチームで2番目に多い。
・入れ替え戦圏内の16位、1つ上の湘南とは3ポイント差

お互い優勝、残留をかけた激しい争いをしているが、ここ最近は苦戦中。何とか抜け出す為にも3ポイントが欲しいゲーム。
東京は松本に続きボトム3との対戦、ホームでは全勝したが、アウェイでは松本にドロー、残る鳥栖と磐田には是が非でも勝たねばならない。
(ちなみに鹿島も同じくボトム3アウェイは1試合消化して未勝利、残り2試合アウェイ、横浜もアウェイ3試合を残している、優勝争いの鍵をボトム3が、残留争いの鍵をトップ3が握っている)

■対戦成績
~ 近年は鳥栖が有利? ~

【東京】
・過去の対戦成績では大きく勝ち越す、しかし2015~2018では7試合勝ち無しだった
・9月~11月に対戦した試合では勝ち無し(3分2敗)
・ドロー6試合の内5試合はスコアレス
【鳥栖】
・分が悪い相手であったが、近年は五分以上の結果
・9月~11月に対戦した試合では無敗(2勝3分)
・負けた10試合の内8試合が複数失点している

過去の対戦成績では東京が大きく勝ち越しているが、近年はやや苦戦している相手、特に2016年アウェイで2-0とリードしてからひっくり返された試合あたりからイメージが悪い。その後はマッシモ・フィッカデンティ就任で更に勝てなくなり厳しい相手になりつつあったのだが、今年はルヴァン含めて3戦3勝と潮目が変わりつつある。
シーズンダブルを取って苦手イメージを払拭したい。

近年の戦いから苦戦イメージの強い鳥栖ホームの東京だが、アウェイスタジアムの中では勝率良い部類に入る。
10試合以上戦ったスタジアムの中では4番目に勝率がいいスタジアム。

こんなツイートを見かけた。
鳥栖は3年連続首位チームをホームに向かえて全て勝利しているというのだ。
ジンクスとしては3年と少し弱い気がするが見逃せない事象ではある。

■スタッツ比較
~保持?非保持? ~

【東京】
セットプレイを得る機会の多い東京だが、なかなか数字としては結果に表れていない。鳥栖はセットプレイの守備がお世辞にも得意とは言えないので、しっかりと活かしたい。少なくとも松本戦の二の舞は避けたいところである。
・鳥栖のタックル、インターセプトの数字の低さを鑑みるに東京側としては1対1になったら積極的に仕掛けていきたい。
【鳥栖】
平均のボール支配率では東京を上回るが、東京は非保持を得意とする。ホームゲームで保持、非保持のどちらを選択するか。ただ松本のように徹底した守備をするには難があると感じるので保持を選択してドンドン仕掛けてくるのでは無いかと予想する。
・ドリブル、クロスと抜きん出た数値から分かるようにサイドからガンガン仕掛ける、得点パターンもクロスからが一番多い。

■トラッキング比較
~ オープンになる? ~

東京は走り勝つというよりは勝負所で走って勝つ、鳥栖は明確な相手に走り勝つサッカー。良い悪いでは無いが、東京としては走らされない展開に持って行ければ自分達の土俵で勝負出来るだろう。

■チャンスビルディング比較
~ 鍵は切り替え? ~

東京というよりは鳥栖の数値に注目したい。クロスやドリブルといった数値が示す様に前への推進力は感じるのだが、最後のフィニッシュに難がある。奪取や守備も際立つ数値では無いが、セーブが高いのは高丘の能力故か。総じて金監督就任以降は攻撃に迫力が増したものの、守備に関しては改善されてきていない印象がある、勢いに任せてゴールを奪うものの勝ちきれない試合が多くなっているのは前節の浦和戦がそのまま。
東京としては鳥栖が前に出てきたタイミングで上手く奪って逆撃を加えたい。

■チームスタイル比較
~ サイドの攻防 ~

東京と比較して鳥栖で目立つのはやはりサイド攻撃の割合、東京はSMFとSBで連携して深い位置を取らせないようにしたい。
何度も言っているが東京としてはやはり鳥栖のボール保持を狙ってカウンターの機会を多く作れるかだろう。

■得点・失点パターン比較
~ 噛み合わせ抜群 ~

どちらも得意とするパターンに苦手なパターンが噛み合っている、お互いにどれだけ自分達の形で仕掛けて上回れるか。

■時間帯別得点失点比較
~ 終盤の攻防 ~

鳥栖はイメージで終盤に劇的な試合をするイメージがあったのだが、数字で見ても76~90分の得点失点の割合が異常である。東京としてはここまでに試合を決めるのが理想か。正直、僅差、イーブンで終盤を迎えるのはどちらに転ぶか分からないので不安である。

■注目プレイヤー
~ 高萩・豊田 ~

東京は切り替えでどれだけカウンターを放てるかが鍵になると感じる、中盤で奪って素早く裏のスペースへ長いパスの出せる高萩には期待したい。

鳥栖は豊田、後半戦は彼が劇的な勝利に関わっている事が多い。チームとしても彼がゴールすると勢いが出るし、何よりスタジアムの雰囲気が変わる。2016年も彼によって悪夢はもたらされた事を忘れていない東京サポーターも多いので、出てきたらそれだけで恐怖だ。

■あとがき

松本戦に続いてボトム3とのアウェイゲーム、ここ最近思う様に戦えていない、尚且つ下位相手の3ポイントを期待される試合で難しい試合になるだろう。
松本に比べれば攻撃に怖さはあるものの、守備には脆さも感じる。オープンな展開が増えると予想されるので交代カードも活かしやすいと思うので、是非とも田川あたりにゴールを決めてもらって苦手意識を払拭しつつ勢いを掴みたい。
出張中につき見逃し配信での観戦になるが魂は鳥栖に送る、是非とも勝利のユルネバを!!!


自分たちの積み重ねてきた思いを貫いて岩を突き崩せ!!!!

データ参照・引用サイト

Football LAB
https://www.football-lab.jp/

Soccer D.B.
https://soccer-db.net/

ファンタジーサッカー研究室
http://www.fansaka.info/

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