優先順位の総入れ替え


 人生は、短い。


 何もかもをするには。


 だから、取捨選択が必要だ。


 とはよく言われるけれど、本当に瑣末なことであってもだ。


 例えばわたしは、2020年以来アニメや映画の観たいものリスト(と観たものもチェックつけているから観たものリストともいう)を作っているが2024年手帳に書き写しているのがまだ書き終わらない。


 で、まだ観ていなくて、これから観たい作品が(アニメ1期○話を1作品、映画は1本で1作品として)まだ、277作品あった。


 ほか、これまで2019年以降観た作品が2019年に観た11作品、2020年に51作品、2021年に48作品、2022年に28作品、2023年現在までで2作品あって、そのほかに、地上波のテレビドラマなども(もちろん全部じゃないけれど幾つかは)観ているのに、だ。


 観たい作品リストを2020年手帳以降、毎年手帳に書き写しているけれど、ふと2024年手帳に書いても書いても書き終わらなくてこれに時間をとっている(とは言え休みの日の、頭が働かないぼーっとしているからゆえの作業なのではあるけれど)ことを考えると、


 齢30、何歳まで生きるかわからないけれどアニメや映画を観ていられる体力があるのをせいぜい60歳頃までとして、1日平均6〜7時間は寝るとして、仕事やその他の予定などを考えたら、全然観ていない時期とガッツリ観ている時期をなべてドラマ、アニメや映画それぞれを各1本という数え方で統一した場合、多分、年に20〜30本観られれば良いほうだと思う。


 仮に、テレビドラマを今後一切観ない計算でも、観たい作品を全部見終わるのに10年くらいかかる。しかも、これからはじまるアニメや映画は含めず、だ。


 10年も経てばわたしは40になる。


 だから、「絞らなければならないな」と思った。


 それだけじゃない。


 わたしが、仕事や寝ている以外を、こうした作品を観ることだけに趣味があって、というのなら良いだろう。でも、わたしはこのほかに、好きな作品の原画展にもいくし、好きなアーティストや芸人のライブにもいくし、好きなキャラクターのために遠征までする。
 その上、好きなメイクアップブランドがあったりしてそちらにもお金を使うし、まだ実家にいるから、母と出かける時間もかなり多い。(コロナが収束したとされてしまったのはわたしにとって非常に残念である部分もある)



 確かに、推しが多いのなら、他は"諦め"なければならない。おまけにわたしは、働けていなくて結局短時間勤務でこれ、なのでフルタイムだったらさらに時間は短くなる。


 決して、"無駄な時間を過ごさない人生"とかを美徳とは思っていないし、"無駄"の定義は人によって異なると思っているから、ある人にとっての無駄が、ある人にとってはとても大切であると思っているわけで、

 例えば今現在でも、推しがいるわけじゃない母からは、

Nissyに、すみっコぐらしに、EXITに、星の王子さまに、多すぎるのよ減らせばいいじゃない、


と言われる。


 でも、わたしはそこは減らさない。私にとっては、大好きで大切な推しだから。


 人によって異なるから、でも、
"自分にとっての優先順位"を定めて、取捨選択をしなければ、(取捨が大切) 


いけないと思う。そういう意味で、今のわたしは、まだ、できていないんだろう。これでも人間関係に関してはずいぶんできるようになったけれど。


 そう、それで、2020年には51作品、2021年には48作品も観ていたのに、2022年に一気に観た作品数が減ったのは、

ひとつに、サブスクにお金を割いて時間を割いて観ていられる余裕がなくなったためにサブスク契約をほとんどせず、ゆえに観ることがなかったから、

そしてその原因のひとつは、2020.2021と、コロナ禍で世の中のイベントやらがほとんどなくて母と出かける回数も少なく、自身の推しが何かする回数も少なかったけれど、2022年頃からはそういうものが戻ってきたゆえに、外出している時間が長くなったこと

さらにもうひとつは、心と身体の体力値が少なくなってしまって、2020年の春のように仕事がなくてただ好きなことをできる2ヶ月間、とかではないなかで、

仕事しながら、ほかに予定があって、推しごともあって、その上観たい作品を観るというところまで行きつかないということ。


こうして、私は、趣味ですら優先順位をつけられなくなって、やるべきことがわからなくなってせっかく昨年綺麗にした部屋もどんどん元に戻っているのに、毎日3時間働いて帰ってきたらぐったりで何もできない。


それから、2022以降アニメや映画を観ていられる体力がグッと減った。30分間のアニメですら一気に観られない。それでこんなに溜めてしまったのだろう。


今年は月一で好きな作品を観にプラネタリウムに行く余裕より、何かしらの目的などがあって旅することを選んでいたわけだし、

今年のわたしにとっては、


少しずつアニメや映画などで観たい作品を観るためにサブスクに入ってそこに時間を割くより、推し活や欲しいモノにお金や時間を割くことが優先だったんだと思う。


 だから、後悔はしていない。けれど、

30歳にもなって、

まともに働けず、まともに起き上がれず

やっと外に出られるのは短時間の勤務か

心が少しばかり前向きになる推し活くらい


となっていたわたしは、


新しい手帳に、観たい作品リストを書き写しながら、


「これを、書いている時間は、もちろん無になるからいいんだけれど、でもやっぱりちょっと無駄、だよなあ」


と思ったし、

「277作品も書こうとしているけど、いつ、観るの?本当に絶対に観たいの?」


と思ったし、


 なんとなく母がテレビドラマを観るのもあってわたしも幾つか観てみようかなという作品があると毎クール、いくつかテレビドラマを観ていてだいたいそれが母の観たい作品と被るから母がいる時間に観ることになって、そうすると夜ご飯からだいたい2時間くらいはドラマのTver配信を見ていたりする。毎日ではないけれどほぼ毎日だから、2時間×週7=14時間、起きている時間のなかで、ほぼ働けていなくて自由な時間の多いわたしであっても、起きている時間の1割くらいはテレビドラマを観ている計算になる。


 優先順位の総入れ替えを、しなければ


 何もかもは得られないし、


 やるべきことを後回しにしたツケは、

必ずどこかで自分自身に返ってくる。


 まずは、なんとなく母がつけるから一緒に観てしまって無意識の習慣化になっていてわたしも毎クール3〜4本は観ることにしてしまっているテレビドラマをやめよう。正直今期は

・真夏のシンデレラ(間宮くん観たくて観た)
・VIVANT
・CODE
・転職の魔王様
・シッコウ(途中で離脱した)
・こっち向いてよ向井くん(観るつもりなかったけど観てしまった)
・ばらかもん
・ハヤブサ消防団(中村倫也さんだから観た)
・初恋、ざらり
・トリリオンゲーム

と、テレビドラマを10作品も観ていてシッコウは途中で見逃したりして離脱してしまったけれどそれでも9作品、1つ1時間としたら、1週間に90時間、毎週3ヶ月観ていたことになる。


 だから、たぶん、今期はほかにアニメや映画を観ている余裕がなかったのもある。


 少し前よりは面白いドラマもあったけれど、全部観た上で、観ていなかったら後悔していたかもしれないと数ミリでも思うくらいに観てほんとうによかった!!と思うのは、

VIVANTと転職の魔王様とばらかもんくらいだった気がする。


見逃しても良かったけれど、まあ観て良かったなと思っているのが

初恋、ざらりとハヤブサ消防団、トリリオンゲーム、CODE、

9作品がこれで一気に7作品になって2時間くらい毎週3ヶ月間分時間ができる。


 観て後悔、はしていないけれど


観なくても別によかったな、というのがある。(作品名を挙げてしまいましたがあくまで個人的な趣味嗜好ですし、わたしが観なくてもよかった、と言った作品に情熱を注いでいる全キャストスタッフの皆様を貶すつもりはなく、また楽しんで観ていた視聴者様たちな気持ちを無視するつもりはありませんし、現にわたしはシッコウは家に帰ることができなかったり配信終了に間に合わなかったりでみられなかっただけで結構好きでしたし、ほかに上記に挙げた作品は最終回まで観ています)


 ただ、取捨選択をしなければ、


 人は誰しも1日24時間、それから命には終わりがあってその終わりは、自殺が成功しない限りは自身では決められないという事実を考えて


 わたしが生きている人生が一度しかなく、また今後体力は減っていくし、やるべきことも増えていくし、大切な相手や守るものができれば、それだけ持てるモノは限られているから何もかもを選ぶことはできない、


 という点を考えたら、取捨選択は、日常のすべてのことに必須なんだと思うし、


 その取捨選択は、他人の指標ではなくて、自分の指標で細かく持っていなければ、と思う。


 ある人にとっては無駄なことが、私にとっては大切だったり、


 わたしにとってわりとどうでもいいことが、ある人にとっては大切だったりする。


 そしてそれは、他人とわたしの中だけでなく家族や恋人や仲のいい友人たちとの間でも、


 人それぞれに、大切にしたいとモノの順番があって、優先順位は人それぞれ異なる。


わたしは、その優先順位を、間違えたから、自分にとって本当に大切なことを見えていなかったから、

6年前、命を落としかけたわけで。


それでもいまだに、まだ失敗している。

 次回期のドラマは出演陣がわりと良いと思う。多部未華子さんが久しぶりにドラマをやるのも、菅野美穂さんと篠原涼子さん好きだからそれも気になるし、たぶん母は、ニノと相葉ちゃんのドラマは観るだろうし、ほかにも観ると思う。


 でも、優先順位を、そろそろかえたいとおもう。少し前よりはテレビドラマがマシになりそうな気がしているけれど、

 ここ数年で1番ドラマが全体的に良かったクールは、わたしのなかでは2022年1月期が最後(今期終わった分から数えて7クール前:ミステリ、ドクターホワイト、ファイトソング、ムチャブリ!、ゴシップ、妻ショー、DCU、真犯人フラグ、それから朝ドラカムカムエアリバディを観ていた。この中で特に好きだったのは、ファイトソングと妻ショーとムチャブリ!とゴシップ)。

 結局、ここを超えていないし、もっと言えば、私たちが中高生のときは、ドラマ全盛期だった気がしているけれど、今はあの頃ほどではないし、その一つの要因に、サブスクが溢れているし、ほかに余暇を楽しめるモノが溢れているからとも言える。今のわたしにとっての優先順位を鑑みれば、他にやることいくらでもあるだろうとなる。


 だから、60代で専業主婦の母と、
わたしの人生の今流れている時間は異なるから、


 もっともっと取捨選択が必要だと思う。


 (わりと、行きたいイベントなどで化粧品ブランド等のものは、ひとりで見つけたら勝手に予約したりするのだけれど、後から母が見つけてこれ行こう!と誘ってきてもう予約してるしわたし、などというとめちゃくちゃに不機嫌になって、一緒に行こうと思ったのにと永遠に言うから、結局いくならまあ一緒でもいいんだけどさ、と思いつつ不機嫌でいられる方が面倒なので、母と予定を合わせて予約して行ったりすることになる、それもコロナの間にイベントが減って、母といる時間が減ったのに、コロナ禍を経てまた増えてきたので、自立のために母と一緒にいる時間を、やはり極限に減らさなければならないと考えている。)


 娘と出かけるのが、母にとっては楽しみなのかもしれないけれど、私にとってはごめんだ、と思うことも多い。(だって、それで予定合わせて出かけたりしたら、後からいつも「あんたと出かけるとなんでもわたしがお金出すことになる」とか、「あんたは得してるだけ」とか言ってくるからね)


 専業主婦の母は、お金のやりくりのためにか、お金に対しては「有限だ」という意識が強いのに、時間は無限にあるように生きている。


 それが父や弟、わたしとの衝突の要因の一つでもあるけれど、35年以上社会に出てないし、自身で稼いでいないと、「夫が稼いできたお金」という意識があって、まあいうても母のやりくりのおかげで子どもたちは好きなように進路を選べてきたのもあるので、仕方ないだろう。


 でも、私たちが大人になった今、経済的自立ができていないから家にいただけなのだけれど、それで母と居る時間が増えたら、有限である時間を、削られていく感覚がやはりあって、それでも2020年以降断れるようになってこれでも減ったのだけれど、


 家にいる時間(ドラマなどを観る時間)であっても、もっと取捨選択を、しなきゃなと思うようになってきた。


 優先順位の総入れ替えをしよう。今クールのドラマが終わったタイミングの今から!


#テレビドラマ

#優先順位


#母娘問題

 そうだ、iPhoneのカメラロールだって、気づけば38000枚を超えていて整理しなきゃいけないし。

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