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師走。

 今日は11月30日。

 明日から師走。


 師走、しはすの名前の由来はいくつかあるようだけれども、どれも、馳せ走るとか成しはつる、とかつまり、四季の果てる月とかからきているらしい。


 もう、1年の終わりのカウントダウンがはじまった。ちょっと待って、はやすぎやしないかい?と思わずこぼしてしまいそう。


 11月最終週になっていて、
9月に買っておいた2022年のNOLTYを
もうおろす時がきていた。心待ちにしていたはずなのにいざ目の前に時期が来ると、信じられないと思う。


 もしかしたら12月も何度か今年を振り返るかもしれないけれど、手帳が新しくなる記念に、2021年の手帳に別れを告げる今日、ここまでの11ヶ月間を少しだけ振り返ってみたい。


1月:実はまだこの時期はジムに通っていて、23営業日中17日間も行っていたよう。すごいね。
 まだまだ、嫌がなかなか言えなかったし、自分の時間を作ったりするのもぜんぜん出来なかった。



2月:ジムを辞めた反動で週1くらいでいろんなところにからだ動かしに行ったりしてどこかすごく焦ってた。そう。怒涛の時間を過ごしている間に1月まで過ぎてしまって、とりあえず目の前のものを切ってみたりしたけれど、やっぱりまだ動かない不安もすごくあって、"無心"で、thoughtlessで生きていた。
 あと、今までスマホにメモしていた「行ってみたいカフェリスト」にいきはじめた。



3月:2月にたくさん動いてしまったから、仕事をたくさんにすればいいんだ!と思って仕事を増やし始めた時期。ジムに通ったら自分の身体のだらしないところばかり気になるようになってて好きになれないからって大金はたいてセルライト潰しとかにも通い出した時。この時期も本当thoughtlessだった。というより5月までずっと。何かに追われてただただ焦ってたんだ。そしてこのあたりでね、9月末の契約で仕事を辞める予定をかんがえはじめた。
 セルフ脱毛も通い始めた。月に87時間も勤務したし。



4月:今のうちに働けるだけ働こうと思ってたくさん働いた。でもちょっと働きすぎだったなあ。自分のことをやる時間なんて無くなって寝ても覚めても仕事のことしか考えていなくて、ノイローゼ状態だった。19時に仕事終わって退勤したのにそこから気になるからって無給なのに残業して気づいたら21時とか、その後スタッフの人と話していたら23時とか。やりすぎだよ。非正規雇用なのに1ヶ月で110hをこえる仕事。合間に週1でセルライト潰しのお店にも通った。カフェ巡りが習慣化というよりはto doのようになっていた。2〜4月、お金遣い過ぎたなあ。貯めておくべきだった。


5月:4月に、5月のシフトを提出する時点で、空いてるところ○にすると全部入るからって週1で平日に休みをとってみた。働きすぎの疲労が休みを入れたことでどっときて、突然疲れがすごかった。あと、仕事ではなぜか社員と同等レベルまで仕事量が増えたり本部から来る社員に「仕事できるから」とかなんとか言われて色々リーダーシップとるような仕事頼まれてストレス溜まっていってたなあ。9月末退職を決意する。



6月:週3〜4日の勤務に減らして少しずつ心に、頭に余裕が、余白ができるように調整しようと動いてみた。iPhoneの画面が割れてしまった(買い替えたのが先日11月下旬なのでおよそ5ヶ月ほど画面バリバリのまま使ってたのね…)忙しさのなかで時間をつくれなくなってモノとして欲しいものを手に入れるのが心の拠り所になって支出が増えていた。



7月:元カレの夜神くんのことをちゃんと整理しなくちゃ、とか親愛なる友人に頼らないようにしなくちゃとか、やってもないのに否定も非難もできないからやってみようとか考えてマッチングアプリをはじめた。はじめて待ち合わせした人には会った瞬間逃げられたし、カラダ目的の人ばかりだったし、避妊してくれなかったり、誹謗中傷たくさんされたり、色々あったし結局アプリをやることに疲れて1ヶ月と経たずやめたけれど、やったことないのに何も言えないし、やった結果ムリって思ったし、初めてアプリ体験するのが20代のうちでよかったよ。学ぶことたくさんあった。出会えて良かったと思うのはニアくんとメロくんくらいだけど。どちらも連絡もうつかないね。それに、たくさん予定入っちゃったけどそれなりに8月に予定を移動させるとかして無理してるなかでも調整していた。
 コロナのワクチン接種もしたし、こんななかで仕事は仕事できちんとやっていたし、通っていたセルライト潰しのお店も7月末で行くのやめるために少しずつ調整してた。アドレナリン出まくってたんだろうね、頑張り過ぎたね。



8月:9月末で辞めるから本当は8月までに次の仕事を重ねて始めるつもりだったけれど、全然うまくいかなかったね。でも、仕事を調整しながら趣味活動充実させることができて頑張ってた。マッチングアプリ自体は7月末までに辞めてたからLINEに移行して会う予定立てた人までに予定が絞られてきてこなしてる感あったかも。相手はカラダ目当てか恋愛目的かだったけれど、私自身は前者ではなかったし、かといって恋愛しようという余裕も持てていなかったし、このくらいになってああ、目的なくアプリやり始めたのがよくなかったんだなあって気づきはじめた。
 あと映画「リョーマ!」の試写会で、許斐先生と皆川純子さんを生で観られて本当に興奮したなぁ。今後の人生を考えても最高すぎる日だった。よく当たったよ。



9月:27歳の目標も思い描いていた大人な27歳も達成できぬまま28歳になってしまってちょっと焦ったな。職場でコロナ陽性の人が出たからって同じ日に勤務していた私は自腹でPCR受けなくちゃいけなくなって辛かったな。でも9月末で仕事辞めるって決めていたし、週1に勤務減らしていて、やっと少しずつ仕事以外のこと考えたり自分の時間を楽しもうって気持ちになったりした。少しいいなと思ってきはじめていたメロくんと突然連絡がとれなくなる。結構動揺したし、泣いたなあ。あと、BMSGのFC入って本格的に応援始めた。



10月:文字通りの無職に。なのにBE:FIRSTの応援とかあと、かねちの本買うためにEXITのFCにも入ったし買うものとか欲しいものも重なったりして働いてないのに出費多かったなあ。夜神くんの時みたいな後悔をしたくなくてなんとかメロくんに手紙を届けようとか考えてたけど結局家も記憶が曖昧で届けられなかったなあ。今の仕事を親愛なる友人が紹介してくれて面接して月末にはじめた。



11月:物欲の塊の10月を反省してやや出費を減らしたけれどしばらく働いてなかったから火の車。初めてSwish!のライブに参加できた。嬉しかったな。携帯を無くして2週間携帯のない生活(とは言っても勤務の時と両親が京都に行っていた間は父から借りてたけど)。色々考えたこともあった。
 新しいiPhoneを手に入れた。お金があまりにもなくて絶望している今。小中学生のお小遣いの方が持ってそう。


 ざっとこんな11ヶ月だった。



 今年とても大きかったのは、昨年末頃から願っていた「断れる自分」「離れたいところから離れられる自分」に少しずつ少しずつ近づいたこと。それから、温室ぬくぬくお嬢さん()育ちの私が、世の中には色々な人がいて、いろんな男性がいることを知ったこと。正直27歳であんなに傷ついたり男性の言葉態度で嫌な思いしたりするなんて思っていなかったし、こんなに「ブス」だなんだって誹謗中傷受けるとは思っていなかったし、ショックじゃなかったわけじゃないけれど、26歳のとき見知らぬ人に「ブス」だと言われて恋人の前でめそめそと泣き出して傷ついた心をただ恋人に慰められたかった私よりは少しだけ強くなったと思う。(はじめはやっぱり男性で傷ついた分は男性に慰められて生きていたけれどアプリをやっている間に、自分で解決するようになってきた)。
 あと、ニアくんに出会えたのが大きかった。


 私は確実に強くなった。それに自分が弱いことも知った。自分がいかにくだらないかも26〜27歳の時より自覚したし。


 秋くらいからは、他人の考えや言動に動揺することも少しずつ、まさにslightlyって感じだけれど少なくなった。社畜しはじめた20歳からあまりの多忙と心の雑然性と疲労の蓄積の結果を理由に、何が何だかわけのわかないmessyな部屋だってiPhoneを無くしたからという理由だけれどずいぶん整理整頓と清掃した。


 28歳の目標はどれひとつ全然進んでいないけれど、


 「人生は時間配分。
最適な時間配分のための合理的意思決定により幸福度を最大化する」 

という2021年の目標は、この11ヶ月を通して少しずつ挑戦しながら小さな達成を積み重ねてきた。


  コロナ禍でやってみたいなと思ってリスト化していた「行きたいカフェリスト」も結構巡ったし(53分の18、つまり3分の1くらい)、その結果に「ああ、もう私はこれを必要としていないんだ」と思えてパッと辞めることができたし。


 2021年、この11ヶ月間は

 「やってみて考える」

 「やってみてやめる」

 「まずはやってみる」


 そういう「まずやってみて、自分で体感して、
その体感をもとにやめる勇気、断る勇気」も持てるようになった。


 昨年までの「嫌だと言えない私」、
「全く断れなくて時間を搾取される私」は
ほとんど消え去った。


 今年の労働の目標は、年間600h以上だったけれどこれも9月末に達成して、その後1ヶ月間の無職期間はあったが既に達成済みである。


 幸い2021年はまだ1ヶ月残っている。11月の末に、こうして振り返って今年を少し俯瞰して見てみたおかげで12月の間に、2021年が終わるまでに私はもう少し足掻くことができる。


 友人達に結婚やパートナーシップ制度で結ばれた人が増えて、結婚していなくてももう将来を共にするだろうと考えている恋人のいる人たちが増えて、子どもを持った人が増えた。


  昨年のこの時期にデビューしたNiziUは、あっという間に飛躍してアーティストになっていったし、昨年のこの時期にはまだ名前も顔もこんなには知られていなかったBE:FIRSTメンバーは立派にデビューを果たした。EXITがアーティストデビューしたし、かねちは小説家デビューもした。
 昨年のこの時期にはお腹にも宿っていなくてまだ形も何もなかった従姉の子がこの間生まれた。


 私が亀どころかアリの一歩のあゆみ程度のスピードで進んできた間も、世の中も友人達もみんなみんな飛躍した。けれど、私だってアリの一歩かもしれないけれどちゃんと変わった。変われた。


 たしかに変われたし、変われていることは幸いだし、人と比べるのではなく過去の自分と比べるなら、ずっとずっとマシな人間になったけれど、それでもやはり、世の中の28歳、同世代、少し下の年代の人たちすらみんなみんな独り立ちしてもっと自立して、しっかりしている。比べているというのではなく、それでもやはり大多数の人の「自立」「成長」の度合いは、年齢や社会を生きていく上で不可欠であることを考えれば、その必要な要素を未だきちんと全うしていない私の未熟さも実感する。


 自立は、自分の人生のオールを自分でとることができる権利で、自分の人生を自分の力で漕いでいけることが、自由であるのならば、その自由を手に入れるための責任を果たせていないのが今の私であることも重々にわかった。



  少しずつかもしれないけれど、もう少し自立したいと29歳になってしまう前にちゃんと歩めるようになりたいと思うようになって、思い描いていた28歳との距離を埋めようと思えるようになった。


 しはすの最後に、年の瀬になる前に
まだまだ私は変われるし、変わりたいとそういう気持ちで11月末を締めることができている。
まずはそれをよろこんで、残りの1ヶ月、もう少し俯瞰的に自分自身を見つめてみたい。


 街中もどの店もクリスマスソングだらけで、
クリスマスイルミネーションばかりで、昨年ほど夜神くんといた過去を抱きしめられなくなった自分に気づいて、昨年ほど夜神くんを思い出せなくなった自分に気づいて、昨年は知らなかったニアくんやメロくんとの対峙を経験して、私はもう夜神くんと付き合っていた時の私とはすっかり別の私になったし、それを、夜神くんを思い出せなくなっている自分を虚しく、悲しく思う気持ちすら忘れてしまってたしかに親愛なる友人の言う通り、時間の経過とともに、手放している自分がいることも知った。
 それでもやっぱり私は夜神くんの存在に固執していて、まだ夜神くんに会いたいと思うのも本当の気持ち。
 それも、全部きっと必然であり偶然なんだろうなと平静と考えている。


大人になりたい、いやなるべきだ、
いや、
大人であるための努力をすべきだ

そう、自然と思えるようになってきた、


#2021振り返り

#年の瀬

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