ソフビの原型を作る・その6
【補足説明】
ソフビの原型には完成した時を想定しながら製作します。
ここまでみてきたように、ヒケ・歪み・縮みなどどのように起きるかを予想して製作します。
が、これは本当に完成してみないとどうなるかわかりません。
良い方向で完成すれば問題ないのですが、なかなかそうはいきません。
あくまで『予想』をしながら製作していきます。
今までのソフビ、昭和の時代にあったソフビ達や食玩などでなぜこの形になったのだろう?
ということには大きな理由があるわけです。
現在は一つ上の製法としてローテーション成型というものがありますが、もちろんそれはそれなりの金額が上乗せされます。
価格に反映できない以上はスラッシュ成型でどうにか完成させること。
ということになると制約が厳しい。
どのように制作するかを考えるのはプロデューサーでありますが、原型師の腕にもかかってきます。
原型を作る際にはやはりセオリーというものは大切にしたいものです。
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