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Googleマップ上で上位表示を実現し、店舗集客に繋げるMEO対策とは?


チェーン店舗向けデジタル販促支援ツールを提供するPatheeのセールスマーケの中野が、今回は「Googleマップ上で上位表示を実現し、店舗集客に繋げるMEO対策とは?」についてご紹介します。

コロナ禍でGoogleマップの利用が増えています。Googleマップ上で運営している店舗を上位表示するMEO対策に注力していきたいと考える方も増えています。その一方で、何から手をつけたら分からない方も多いです。どんなことをすればMEO対策になるかをご紹介していきます。

MEOとは

まずは「MEO」とはそもそも何かを改めてお話します。
MEOとは、日本語で言うと「マップ検索エンジン最適化」です。具体的に言うと、検索エンジンで「地域(エリア)名+キーワード」で検索した際にGoogleマップに上位表示されることです。検索結果が上位表示されることで、店舗へのアクセス数の増加が見込め、来店につなげることも可能です。

よく名前が似ていることもあり同義語だと思っている人もいる「SEO」は「検索エンジン最適化」です。マップではなく、検索エンジンで上位表示させることにより、自然検索からの流入数、サイトへのクリック数を増やすことを指しています。

言葉だけだと分かりづらいと思うので、SEOとMEOの違いを画像で見てみます。

具体的に検索結果で確認してみましょう。
検索キーワード:「銀座 × ジュエリー」で検索

無題のプレゼンテーション (1)

画像で見るとMEOとSEOが違うことがわかりやすいのではないでしょうか。


MEO対策が重要になった背景

いまMEO対策がなぜ重要なのかをお話します。重要性はローカル検索について知ることでより感じることができると思います。

1. ローカル検索の増加の背景
2017年時点でスマートフォンの普及率は、10代〜40代では各年代とも80%以上となっています。その普及によって、ローカル検索と言われる「地域(エリア)名+購入したい物」というような検索を外出中にすることが増加しています。

無題のプレゼンテーション

出典:Google社 検索サポート


2. ローカル検索後のユーザー行動
ローカル検索をするユーザーの来店率、購買率は非常に高くなっています。下のデータをみてもらうとわかるように検索後に76%来店、28%購入にいたると数字がでています。「地域(エリア)名+購入したい物」で検索をするとすでに購買するものが顕在化しているので、来店率、購買率は当然高くなっていると考えられます。

無題のプレゼンテーション (1)

出典:https://www.thinkwithgoogle.com/consumer-insights/mobile-search-trends-consumers-to-stores/


より多くの方に来店してもらうためにローカル検索で上位に表示された方がいいですよね。
そこで行うのがMEO対策です。実際にどのようなことをしていけばいいかを話していきます。

MEO対策の始め方

ローカル検索の重要性を話しましたが、Google社では行きたい場所を探すユーザーの44%がGoogleマップを使うとの調査結果があります。そのためローカル3パック(下記画像参照)という上位エリアへの掲載を目指していくことが必要です。

無題のプレゼンテーション (3)



まず最初に、MEO対策をするにはGoogleマイビジネスのアカウントが必要になりますので。お持ちでない人は下記の記事を参照にして準備ください。

Google社はユーザーにとって良質、信頼性があるとされる店舗・施設を上位表示させています。良質、信頼性があると判断される項目とその対応について書いていきたいと思います。

1.基本情報の更新・管理
基本情報はそのまま店舗情報を登録しているかで、それは入力しているよという方もいると思いますが、Googleマイビジネスだけをちゃんとしていればいいわけではありません。
自社サイトやその他SNSなどで自店舗を掲載している表記を統一することで、Googleはそれらを関連性がある会社と認識します。特にNAP(名前/Name、住所/Address、電話番号/Phoneの略)と呼ばれる3つの要素を統一すると良いとされているので一度確認してみてください。

2.サイテーション
サイテーションというのは簡単に言うと他のサイトやSNSで紹介されていることを指します。他のサイトなどで紹介されているということは良い店舗・施設と認識されますので、メディア掲載や利用したお客様に紹介をしてもらう際にはリンクをしてもらうようにお願いして数を増やしていきましょう。

3.レビュー(スコア+クチコミの数)
Googleマップにはユーザーがレビューを出来る機能があります。レビューにはスコア(点数評価)とクチコミがありますが、スコアが高い、コメント数が多いということが評価につながりますのでサイテーションと合わせてクチコミもお客様にお願いすることが重要です。また返信も大事です。しっかり返信することで対応がいい店舗と思われますし、クチコミ内のテキスト部分もGoogle検索で認識されますので、クチコミ返信は対応してみましょう。

4.画像投稿
画像の投稿数も重要です。100枚以上の画像があると良いと言われてます。対策をする店舗が増えてきているため200枚あるほうがよいともいわれていますので、出来る限り画像はアップしていくといいでしょう。
ただ100枚の写真を一度にアップしてその後放置するよりも、定期的にアップしていく方が更新頻度が高いとされてさらに評価があがりますので、そこも意識しましょう。

基本情報管理以外の3つに関しては「定期的に情報を増やす」ことが大事です。始めてすぐに、写真やイベント告知、情報発信クチコミなどの評価ユーザーが増えることはありません。地道にこつこつと情報を増やしていくことで、気づいたら大量の情報が蓄積されていくことを考えて運用しましょう。情報量と発信頻度が、検索エンジンが検索順位を決める要素として非常に大きな影響を与えますので、今日から情報発信をしていきましょう!


まとめ

上位表示を目指すように話しましたが、MEO対策は上位3位に入ることが1番の目的ではありません。あくまで対策の効果を高めるために目指すべき目標です。 ローカル検索で1位になってもお客さまにとって魅力的な情報がなく、行かないとなってしまったらMEO対策は失敗です。 1番の目的は買い物したいというお客様に「行ってみたい」と思ってもらうことです。そのためにはお客様に魅力的な情報を提供することです。

MEO対策を順位をあげることだけを考えず、お店の情報を見てもらったお客様に興味を持っていただきましょう!

最後に、MEO対策は誰でも簡単に始められます!
効果的な集客方法の一つになりますので、 SEO 対策はしていたけど MEO 対策はしていなかった!SEO 対策は大変そうなので手をつけられていなかった!という方は、ぜひ、お試しください!



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