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3日間で300冊パスクールを発送した話 #PATHCOOL

2021年9月11日、「パスクール パススキル&アイデアの学校」というデザイン書籍をBOOTHにて発売しました!この本は作字の制作過程にそって、パスの引き方・ツールの使い方・デザインの知識を同時に解説していくというもので、ありがたいことに初日で300冊が完売となりました。

この記事では、発送作業のドタバタについて時系列順に書きつつ、作品を発送する際のポイントについて書いていきます。(文:村石)

【12日(日)】

00:00 緊急会議
パスクールが完売しそうなので、夜中ですが明日以降の動きを話し合いました。自宅で梱包・発送をする必要があるのですが、さすがにみんなで作業しないと発送が終わらないと判断し、昼から3人で集合して作業をすることに。

ちなみに、村石は興奮して朝7時過ぎまで寝付けず、吉田は撮影で疲れて即寝だったそうです。


13:00 集合
なんだかみんな昨日より大人びて見える・・・気がした。とりあえず蕎麦屋で腹ごしらえをして「発送めっちゃ大変じゃね?」みたいな話をしながら作業場となる村石の家に向かいました。

13:45 発送作業開始
パスクールは付属品が多い分、作業工程も多くて時間がかかります。具体的には
①本に目立ったキズが無いか確認する
②帯を巻く
③スリットを挟む
④しおりカードと一緒に緩衝材の袋に入れる
⑤緩衝材の袋の口をテープで閉じる
⑥封筒に入れて封をする
⑦シールに宛先を書いて貼る
の7つです。これを3人で分担し、効率よく作業を進めていきました。

宛名を書くのがあまりにも時間がかかるので、宛名シールをネットで追加購入することに。データの作成と印刷は吉田が担当してくれました。住所って、普段めったに書かない文字が使われていたり、文字列に馴染みがなかったりするのでスラスラ書けないんですよね・・・。

【ポイント】
・梱包は自分でやらなければならない。(印刷会社のサービスによるかも)
・住所手書き、舐めてたけどマジで大変。
・発送元の住所は、書くのが手間だと考え、封筒に印刷した。(初版分のみ)
・結構傷ありの本がある。それを想定して印刷所は多めに納品してくれる。

17:40 郵便局で発送
郵便局が18:00に閉まってしまうので、作業完了分だけ持って郵便局に行き、待ち時間で明日以降の動きを確認、駅で解散しました。その後は村石家が作業を継続することに。

【ポイント】
・事前に最寄りの郵便局の営業時間を調べる。
・ちなみに送料は定形外で390円。ゆうメールを利用すれば370円で送れるが、やはりオリジナルの封筒で届けたかったので定形外を利用した。
・2刷りの際はダンボール数十個を発送するので、集荷サービスを利用した。

【13日(月)】

09:30 作業再開
起床即パスクール。実は発売日の一週間前に本が届いていたので、先んじて帯とスリットの作業は6割ほど済ませていました。というのも、盛り上がっているうちに口コミを投稿してもらいたかったので、すぐに発送する必要があると考えていたからです。ちなみに発送作業のために有給を取りました。

30〜40冊くらい梱包ができたら郵便局に持っていきます。リュックを前後に背負い、手提げカバンを4つ手に持って、自宅と郵便局の往復が始まりました。一度に運んだ量は40冊前後で、その重量は20kgにもなります。

スクリーンショット 2021-10-13 22.41.15

LINEとSlackではパスクールに関する相談が一日中飛び交っていました。例えば、
・2刷りは何部にするか
・「次回入荷10月」を商品名に追加
・入荷通知などに関するのツイートの内容
・明日の動きの確認
・口コミの広め方
・発送作業の進捗
などなど、考えるべきことがたくさんありました。

【ポイント】
・事前に可能な限り作業を進めておく。制作でも発送でもマジで大切。
・梱包作業もかなりの工数がかかるので、時間を確保する。
・売れた後、想像してなかった悩み事がたくさん出てくる。

19:00 一旦作業終了
丸一日かかって約100部を発送することができました。が、まだ半分以上残っています。

21:00 梱包作業再開
明日中に発送できれば「3日以内発送」が守られるので、なんとしても明日完了したいところ。家族と手分けしながら日をまたいで作業を続けます。

22:00 吉田、宛先シールの印刷が完了
吉田から印刷完了の報告がきました!これで明日は宛先を書かなくて済むので、なんとか間に合いそう・・・!

【14日(火)】

00:45 梱包作業完了
販売分の梱包を終えました。明日に備えて寝る。

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【ポイント】
・梱包作業のために人員と時間をがっつり確保しておく。

12:00 吉田から宛先シールを受け取る
最寄り駅まで行き、印刷が完了した宛名シールを受け取りました。受け取った瞬間に宛名シールのフォントが貂明朝(吉田が制作に関わっている)なのに気付きましたが、パスクールについて話したいことが色々ありすぎてスルーしちゃいました。

14:00 宛名シールを貼る
家に帰って一息ついたら、バーっと梱包済みの封筒に宛名シールを貼っていきました。(最初から宛名シール使えばよかった・・・ってくらい楽でした)

【ポイント】
・宛名シールは絶対に使った方がいい。
・ちなみにBOOTHの機能で、購入者の住所一覧を印刷することができる。今回は利用しなかったが、匿名配送も可能。

14:30 郵便局にて発送
前日同様に自宅と郵便局の往復が始まりました。肩がバキバキになりました。めっちゃ暑い。

ヒーヒー言いながら往復しているうちに郵便局の人たちと仲良くなり、アメを貰いました。窓口の人は封筒に箔押しされている校章を見て、私のことを学校関係者だと思っていたようです。(そう見えるように作ったから嬉しい)

パス學

【ポイント】
・量が多いと郵便局に運ぶのも大変。可能なら車や台車を使ったほうがいい。

16:30 発送完了
そんな感じで、夕方16:00過ぎになんとか合計300冊の発送を完了しました。まずパスクールメンバーに発送完了を連絡し、その後購入者に向けてTwitterで報告しました。お疲れさまでした・・・。

【ポイント】
・ちなみに、販売前にメンバー宛に発送し、封筒と本の耐久度をテスト済み。もし問題があれば発送方法や梱包方法を変える必要があるので、テスト重要。

【その後の話】

次は流石に倉庫に委託した
次は初版の倍以上の数を発行するので、流石に自宅から配送するのは厳しいということで、発送と在庫管理をBOOTH倉庫に委託しました。

発行部数に関してはかなり迷いましたが、「在庫を抱えるリスク」よりも「在庫切れによる機会損失」の方がデメリットが大きいと判断し、多めに発注しています。無事に売り切れるといいのですが・・・がんばります!

【ポイント】
・倉庫配送する場合、一回自宅で梱包してから倉庫に送り、倉庫側での検品が済んでから販売開始できる。なのでその分再販日は遅くなってしまう。
・部数が多いほど自宅での保管が困難になる。
・何部売れるかは、実際に売ってみないと分からない。

・・・まとめると、「パスクールは企画から発送まで全部大変だった・・・」という話でした(笑)別の記事では本の内容について書いているので、そちらもよろしくお願いします!(村石)

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