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できないことも、悪くない。

先日、急遽ポスターを作ることになった。
とにかく早く作りたいという状況も手伝って、自分で作ってみることに。

手作り感を出したくてお絵描きアプリに手を出してみた。

た、たのしい!!

正直なところ、左利きの私にとって、ずっと絵を描くことは見たくない傷を見るような存在だった。

全く目新しいことではないけれど、左利きであっても漢数字の「一」を書く時は左から書く。
この習慣から文字以外でも、線を引いたり、絵を描く時も右から線を引くということが難しかったりする。

結果、左手はカラフルな色に染まり、それが製作中の絵に転写され、いつも私の絵は色んな色がかすれてた。

ましてや絵の具になれば、逆毛も応戦しての混乱ぶり。いつの間にか学校の授業でも書道と図工は土俵に乗れないとスネていたのだ。

突然鳥篭がなくなって、魔法のペンはそんなスネ子を乗せて創作の自由という空へ連れて行ってくれました。

私は、絵が描けないのではなく、
描いてこなかった。むしろ、描きたかったんだ。

なんだか、とっても意外なきっかけで
意外な自分に出会った。

びっくりもしたけど、嬉しい。

でも、できることに出会ったら、今まで私が苦手なこと(ご祝儀袋とかの名前書きとか、ハサミを使うこと、それこそ絵を描くこと)。

色んな人にやってもらってきたなぁ…

そういえば先日も洋服の布でノートカバーを作ると言ったら、父が作ってくれた。


できることもいいけれど、
できなくてもいい。

なんだか、幸せだ。

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