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読書の本当の価値

私は活字中毒だが、最近の人はあまり本を読まないらしい。

ネットで調べればなんでもわかるから、わざわざ本を読むなんて時間の無駄だという人もいるとか。

これは半分当たっていて、半分は当たってない。


知りたい情報を得るには、本でなくてネットでも十分だ。

それでもなぜ読書に価値があるか。


それは、他人の思考プロセスを知ることができるからだ。


結論だけならネットで十分だが、どういう思考プロセスを辿って、その結論に至ったか。

それが、思考パターンを学ぶことにつながる。

複数の思考パターンや、解決を導き出しやすいと感じられる思考パターンを学ぶことで、将来起こるかもしれない問題やトラブルに立ち向かう武器を持つことにつながる。

それが、読書の本当の価値。

ネットの情報では、そこを省くことで、効率的な結論だけを得ることになっている。

それだと、正解があるような問題に対して回答はできるが、正解がないような複雑な問題には対峙できないだろう。

思考パターンを持っている人は、その思考パターンに沿って、問いを立てながら正解に迫っていくことができる。


読書は、そこに書かれている情報を知ること以上に、その情報がどういう思考プロセスを辿って導き出されたか、を知ることができ、それが読者の将来の武器になりうる。

読書の価値は、決して侮れない。

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