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【発明】漏えい防止機能付きの洗剤詰替パック及び洗剤ボトル



問題の所在

洗濯洗剤を詰め替えるときって、こぼしたりしませんか??

下の図のとおり、詰替パックを洗剤ボトルの上に持ち上げて、注ぎ口をドッキングさせて洗剤を充填していきますよね。

空になった軽い洗剤ボトルに対して、中身が詰まった重い詰替パックですから、重心の位置は、詰替パック側にあるはずです。

つまり、洗剤ボトルと詰替パックの接続部分の上方に重心が来てしまっているのです。

接続部分をリンク中心として、二つの容器が回動しうる状態です。

これはとても不安定な状態です。

理想的には、洗剤ボトルを片手で押さえつつ、詰替パックを片手で持ち上げて充填作業をすれば安定するのでしょうが、なかなかの難易度です。

僕もおっちょこちょいなせいもあって、よくこぼします。

青や緑の液体がドロっと床にこぼれるわけです。

洗剤なので汚くはないのですが、ぬるぬるしているので拭き取るのは一苦労なんですよね。

下手に水を付けて擦ると、泡立つし。


なんとかしてこの『洗剤の漏えい』を無くしたいと考え、あるアイディアを考えました。

簡潔に説明するので、サクッと読んでみてくださいね!


解決手段

まず、詰替パックの注ぎ口を長くして、洗剤ボトルの内部まで挿入できるようにします。

そのうえで、注ぎ口には銛のような返しをつけます。


一方、ボトル側の穴には、返しを通せる溝を形成しておきます。

返しと溝の数はいくつでもいいのですが、返しの数以上に溝を作っておけばいいですね。

ボトルの穴と、詰替パックの注ぎ口との間隙を狭くしておけば、注ぎ口がボトルに貫入したときに少し回すことで簡単には脱落しなくなります。

銛や釣り針を打ち込むイメージですね!

洗剤を充填する分だけ洗剤ボトルから空気が排出される必要がありますが、返しを効かせるために注ぎ口を少し回すので、返しを通せる溝は塞がれずに空気はそこから排出されます。


ただし、溝は狭いので、スカスカではありません。

なので、洗剤ボトルと詰替パックが同時に倒れた場合でも、洗剤の大量漏洩を防げます。


こんなに長い注ぎ口が詰替パックに付いていたら、プラプラして邪魔にならないか、気になりますね。

出荷するときに、パック本体にミシン目で付けておくか、ストローのように外付けしておけばいいと思います。

詰替パックから洗剤ボトルに詰め替えたあとは、詰替パックを廃棄するので、注ぎ口を再度固定しておくための措置は必要ないと思います。


おわりに

お読みいただきありがとうございました!

今回は、『詰替パックから洗剤を詰め替えるときに溢れてしまうのを防ぎたい』との想いから、アイディアを創出したので、解説させていただきました。


花王やライオン、P&Gの皆様方には、期待しています。


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