弁理士試験論文試験の合格者分析(令和3年度)

令和3年度の論文試験の合格者の傾向を分析しました。

結果は以下のとおりになります。

短答免除+必須免除+選択合格 15名(全体に占める割合7.1%)
短答免除+必須合格+選択免除 119名(全体に占める割合56.4%)
短答免除+必須合格+選択合格 11名(全体に占める割合5.2%)
短答合格+必須免除+選択合格 3名(全体に占める割合1.4%)
短答合格+必須合格+選択免除 55名(全体に占める割合26.1%)
短答合格+必須合格+選択合格 6名(全体に占める割合3.8%)

論文合格者のうち選択免除者 174名(全体に占める割合82.5%)
今年度短答合格者で論文試験合格者 66名(全体に占める割合31.3%)
今年度短答合格者がすべて論文試験を受けたとすると今年度短答合格者の論文合格率は21.7%

今年度も論文合格には選択試験の免除者に有利である結果が表れています。

これから弁理士試験の勉強をはじめる人で、選択免除資格がない人は、合格したら選択免除になる応用情報技術者の合格を短答合格と同時または短答合格より先に目指す受験することをお勧めします。
IT系の資格試験ですが、社会人の一般常識的なものも試験範囲に含まれるため、社会人には一部有利な点もあるかと思います。

また、応用情報技術者の試験は年2回受験機会があるためモチベーションも維持しやすく、合格率も20%~30%で短答試験よりも高いため、弁理士試験最終合格のための最初のマイルストーンとして設定すれば、短答試験よりも達成しやすい目標を設定できますので、モチベーションの維持につながると思います。

応用情報技術者試験のテキスト

※注意
受験者のデータは論文式試験合格者の受験番号から著者が推測したものであり、100%正確なデータではありません。あくまで全体像をつかんでいただくためのものとして取り扱いください。

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