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yieldモニターセッションご感想29(自律神経失調と更年期障害(服薬治療中)の方)

1回目仰臥位

この日のコンディションは良くなかった。

前日から不機嫌な家族に怒鳴られたり無視されたりしていたが、2歳の子どもがなるべく気にしないようにふるまっていて疲れていた。

約束の時間に遅れてしまい、緊張感から腹痛が起きていたが、着いてトイレをお借りすると下痢はせずに落ち着いた。

施術台に横になると、通っている鍼灸院でいつも言われるように、足先が冷えているのを感じた。30度近い気温の中、坂をのぼってきたのに。

施術前に長々と自分の現状の話をしたが、台に乗ってから急に「もともとある自律神経失調と更年期障害(服薬治療中)が相まって、交感神経と副交感神経のスイッチがうまく働かず、「大量発汗と動けなくなるくらいの冷えの繰り返し」やそのほか色々不快感や体調の不都合がある」と思い出して、伝えた。

それが直接的にはいちばん困っていることだった。

施術中にどんなことを思ったり感じたか言葉にするように言われていたので、思い浮かんだら伝えるようにしていたが、

だんだん半覚醒状態になっていたので、何を言っていたかあまり覚えていない。

「腹の下の方や、左の肩から下部にかけて、違和感があるのがなかなか消えない」ということを3回くらい言ったと思う。

馬渕さんが軽く触るだけで、あるいは触らずにいても、身体が少しずつ緩んでいっているのはわかった。

これは80分くらいのヨーガの最後にシャバアーサナをしている時に感じる感覚と似ていた。

あれはガイダンスに応じて力を抜いていくが、yieldという通り、施術は動かず仰向けに寝ているだけで言葉によるガイドはない。

自分が台の上でアイスのようにどろどろと溶けていくイメージが湧いてきたので、それに任せて力を抜いていった。

半覚醒が深くなっていく途中で、バニラのような甘い香りがほんのりした気がしたので、そう伝えると、「香りがすると言った人はこれまでで初めて」ということだった。

香りを感じたのはその一瞬だけだった。

施術前後には直立した姿勢で写真を撮る。

施術前は、姿勢を整えるために足裏、膝、骨盤、背骨、と積み上げて行くよう意識しないとできなかった。

写真では、重心が後ろにかかりすぎていて、バランスをとるためか首が前に出ていた。

施術後は、姿勢は意識しなくともまっすぐに積み上がり、写真では施術前よりも重心が中心寄りに移り、首も自然にその上にあった。

少し背が伸びたのでは、と言われた。

その晩は、帰宅してから体全体がうっすらとポカポカしていて、気温や湿度に適応して汗が少量ずつ出ている感覚があった。

「自律神経がちゃんと働いている本来の状態はこういう感じなんじゃないか?」と思った。

あまりにも長い間不調だったので忘れていた。

普段もよくあるのだが、夕食後には疲れて起きられなくなってしまった。

しかし、神経が疲れてスイッチが遮断するような嫌な疲労ではなく、心地よい疲れだった。

就寝中は、いつもなら冷房をかけていても大量に寝汗をかいて夜中や早朝に起きてしまい、着替えたり、湿った寝具を裏返したりするのに、この日はそれがなく、中途覚醒もせずに朝まで眠った。

数日経っても、中途覚醒はするが、汗びっしょりの不快で起きることはない。

朝起きた時には、普段なら身体に疲労や硬い感じが残り、伸ばそうとしても伸びないのだが、

施術後の朝は自然に身体をぐっと伸ばしたくなり、伸ばすと気持ちが良かった。

2歳の子どもを見ていると、起きる前はゴロゴロノビノビしていて、それは自己整体をしているのだという説をきいたことがある。

自分にもそういう感じが少し戻ってきたのかもしれない。

寝ているだけで動かない施術だったのに、筋肉痛まではいかないような全身の筋肉の疲れを感じた。

血流が改善して、これまで溜めこんだままだった疲労物質が流れ出しているような気がした。

セッションの記録を書こうとすると思い出すのか、眠くなってくる。

4回目

“RT だからyieldでは間合い(関係性)を用いる。 人と人との関係性の中で安全・安心を感じられることは心身に深く治癒的に働く。 一方、安心は遊びや創造性の基盤にもなっている。セラピーとしてだけではなく、アートのように楽しむこともできる。 セッションを色々な形で活用していただきたいです。”

XユーザーのKai Mabuchi/chebuさん

x.com

このツイートに深く納得しています。

人を尊重しない会社、ストレスの溜まった夫のモラハラ、相性の悪い保育園担任・主任などなど…

超高齢出産・初めての育児だけでも不安が多いのに、安心安全に欠ける状況が続いていたのだな、それは弱ってしまって当然だな、と感じたのです。

yieldをしていただくことで身体の中から安心安全が湧いてくるというのは不思議な経験ですが、既に持っているのを引き出されているのでしょうね。

創造性や遊び心も、自分が元々持っていたのに忘れていたものが、解放されて少し出てくるようになりました。

これらは、子どもと付き合うときにも不可欠なものなので、ありがたいです。

何でもまず否定・イヤイヤの2歳半の子どもの気分を変えるのに、遊び心や創造性によって機転を利かせることが役立っています。

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