3回目のひな誕祭in東京ドーム ライブレポ

日向坂46にとっての“約束の彼の地”こと東京ドームで開催された「3回目のひな誕祭」、両日参戦してきました!!
初日の感想は前回書いたので、今回は主に最終日の内容を中心に振り返りたいと思います。

何度見ても泣けるオープニング映像

Overture前には初日と同様の映像が流れました。一度見た映像なのでさすがにもう泣かないだろうと思っていたのですが、気付いた頃には綺麗に涙を流していました(笑)
ひらがなけやき結成から東京ドーム公演までの日数をカウントダウンしていく演出が本当に憎いですよね。ここに来るまでの日々がどれだけ長い時間だったか、自分はその全てを追ってきたわけではないですが、想像しただけでも涙が溢れてきます。

初日とガラッと変わったセットリスト

Overtureの演出

Overtureの演出は初日と最終日で大きく違うものとなりました。
初日は全員が横一線に並んで登場し、最後にこさかなが登場。その後Overtureに乗せてメンバーが2人ずつ(3期生は4人一斉に)踊るという演出でした。
最終日はOvertureが流れる中ステージ上に東京ドームの形を模した物体が膨らんでいき、それが割れると中からメンバーが登場するという演出。開始から初日と全く違う演出に驚きました。
1曲目は初日が彼女達の原点「ひらがなけやき」だったのに対して2日目はデビュー曲「キュン」でした。

4年振りの披露「おいで夏の境界線」

セットリストはライブ中盤頃まで初日とは全く異なるものとなっており、シングル表題曲意外は全て入れ替えられました。
2日目に披露された曲の中でも「おいで夏の境界線」はフェスなどを除くと走り出す瞬間ツアー以来なんと約4年振りの披露。これはめちゃくちゃ熱かったですね。イントロが流れた瞬間会場がどよめきました。ひらがな曲なのでペンライトは緑にしてる人が多かったですが、個人的にはウェーブのくだりでは青にした方がもっと海の波っぽくなって綺麗だったかな〜とも思いました。

「窓を開けなくても」を全員で披露

ライブ定番曲「キツネ」やライブではご無沙汰の「ハッピーオーラ」が披露される中、今回の2日間で唯一ユニット曲からセトリに入ったのが「窓を開けなくても」。昨年の春の大ユニット祭りでは大トリに全員で披露されましたが、今回も全員でパフォーマンス。個人的にも好きな曲ですが、この曲はユニット曲の中でもわりと特別扱いを受けてる感じがしますね。

期別曲ゾーン

中盤では期別曲を2曲ずつ順番に披露。1期生は「こんな整列を誰がさせるのか?」と「My god」を披露。整列のカクカクダンスを初めて生で見れてよかったです。My godの時の水の演出も凄く綺麗でしたね。
2期生は「Dash&Rush」と「未熟な怒り」。こさかなが復帰したので「世界にはThank you!が溢れている」が来るかなーと思っていたのですが、それはまたの機会にお預けとなりました。Dash&Rushは曲名通り東京ドームの広い会場を縦横無尽に駆け回りました。未熟な怒りは日向坂改名後初披露でしたね。
3期生は「この夏をジャムにしよう」と「Right?」をパフォーマンス。ひな誕祭ではなかなか3期生の見せ場がなかったのでここで3期生だけの出番が来たのは嬉しかったです。
そして続くは1期生による「それでも歩いてる」。舞台の照明がオレンジで歌詞にも“夕焼け”が出てきたりするので、ここはペンライトもオレンジの方がいいのかなーと思いつつ、緑の中では目立つのでやめておきました(笑)
ひらがな時代はライブに行ったことがないのでわからないのですが、当時は何色にしてたんでしょうね。途中で椅子を使った振りがありますが、そこに出てきた椅子が“12脚”だったのがなんとも憎い演出でしたね。終始楽しいライブではありましたが、このシーンでは思わず涙してしまいました。

その他の細かい変化

後半は初日と同じセットリストでしたが、誰跳べのイントロでいつもやるフリーダンスが初日ははっぱ隊、最終日がカスカスダンスと異なっていました。1日目は東京ドームに立ててヤッタ!ということですね。2日目はきっとオードリーが来てるんだろうなーと思いましたが、メンバーやオードリー本人の発言からやっぱり来ていたみたいですね。
そして1日目はセンターのみーぱん不在でパフォーマンスした「期待していない自分」も最終日ではみーぱんセンターでバッチリ披露。この曲の名物といえばラスサビのダッシュで、過去のライブでは花道や階段を全力で走っていました。今回はせっかくの東京ドームなので、長い花道を端から端まで走ったりするかなとも思っていましたが、負担を考慮してか走る量は抑えめになっていました。
ちなみに自分はこの時「みーぱん頑張れ!」という思いも込めてペンライトを黄色にしていました。
アンコールについては後ほど触れていきたいと思います。

このメンバーのここがスゴい!

ここからは一部のメンバーにフォーカスしてここがスゴいと感じたポイントを振り返っていきたいと思います。

潮紗理菜のファンサービスがスゴい!

初日はアリーナ席でトロッコの走行ルートの近くだったのですが、その中でも一番印象に残ったメンバーがなっちょでした。
客席のおひさまはタオルやうちわ、スケッチブックなどを駆使してメンバーへアピールするのですが、なっちょはその一人一人(もちろん全ては無理ですが)に対して凄く丁寧に返していて、本当にファン思いで心が綺麗な人なんだな〜ということを感じました。
普段から輝いてはいますが、この日はいつものさらに何倍もキラキラとしていて、最高のアイドルだなと思いました。

影山優佳の体力がスゴい!

今回のライブは約3時間で初日は26曲、最終日は28曲と普段のライブと比べてもかなりボリュームのあるものでした。
体調面を考慮して出番を減らすメンバーがいたり、後半の方は息も上がり表情からも疲れが見え隠れするメンバーも多くいる中、影ちゃんは最初から最後まで一切疲れを見せることなく、終始全力の笑顔を見せていました。
日頃音楽番組などでパフォーマンスを見る時も影ちゃんは本当に表情豊かでアイドルとしてのプロ根性を凄く感じています。この日もやはりそのようなプロ根性を感じると共に、3時間のライブを全力でやり遂げるタフネスさも非常に感じました。幼少期から続けてきたサッカーがこういう所にも活きているのでしょうね。

加藤史帆のガヤがスゴい!

今回のライブも新型コロナウイルス感染防止のため声出しは禁止。コールや声援がなく少し寂しい空気の中で、かとしは曲中も全力でガヤを入れ場を盛り上げていました。
普段ならファンがコールを入れる歌詞の括弧の部分やイントロ、間奏などの場面で人一倍声を張り上げていて、いい意味で凄く目立っていました。キャプテンをはじめ他のメンバーも煽りなどで盛り上げていましたが、その中でもかとしのガヤは特に凄かったと思います。

佐々木久美の貫禄がスゴい!

キャプテンに関しては書き出したらキリがないくらいですが、特にこのライブで印象に残ったシーンはやはり「プルーハー!」でしょうか。
SHAKEのイントロでお馴染みのこのセリフですが、この時のキャプテンのカリスマオーラはさながらキムタクのようでした。
いつもの日向坂の空気だったら、「またふざけてんなー笑」と思っていたかもしれませんが、この時は思わず息を飲んでしまうほどの凄みがあったんですよね。女性アイドルの枠を超えて日本のエンターテインメントを代表するグループになった瞬間を見た感じがして、日向坂もここまで来たか...と感じました。
簡単な言葉にはなってしまいますが、この日の日向坂は本当に“強かった”と思いますし、その中でもキャプテンはひときわ強かったですね。

高瀬愛奈の唯一無二の空気がスゴい!

まなふぃは2日間ともMCで話が振られましたが、まなふぃが話し始めると一気に会場の空気が変わる感じがするんですよね。あの独特の空気感はまなふぃにしか出せない唯一無二のものだと感じています。
過去にレコメンややる木に出演した時も話題になっていましたが、まなふぃがもしラジオをやるならソロよりも誰かと一緒の方がより跳ねる気がします。日向坂の中ではツッコミ役みたいな感じになっていますが、まなふぃも結構変な人だと思います(笑)
別に本人は変なことを言っているつもりは一切ないと思うのですが、だからこそちょっとした違和感とかが面白くなってしまうんですよね。東京ドームに立った時の気持ちについて語ったシーンも周りのメンバーに「何も変わってないじゃん!」とつっこまれていて凄く面白かったです。
感情の起伏をあまり表に出さずあまり正体が掴めないような所も独特の空気感を作り出してる要因の一つだと思います。

小坂菜緒のオーラがスゴい!

今さら書くことでもないかもしれませんが、今回久しぶりに生でこさかなの姿を見て、やっぱりオーラが半端じゃないなと改めて感じました。
曲中に気球に乗っている時とかも結構距離が離れているはずなのに物凄いオーラを感じるんですよね。あれだけ遠く離れた場所から見ても圧倒的美人なのが伝わってきますし、これは天性のスター性なんだろうなと思います。
今回は体調を考慮して一部の曲のみに出番が絞られていましたが、こさかながステージ上に現れただけで会場の空気が一変するくらい物凄い存在感を放っていました。
休業を挟んでますますパワーアップした感じもするので、早く万全の状態に戻ってほしいですね。

松田好花の全力パフォーマンスがスゴい!

2日目はいわゆる“天空席”である2階スタンド1塁側にいたのですが、誰跳べの時にちょうどこちら側のステージにこのちゃんが来てくれて、その時のこのちゃんのダンスに思わず釘付けになってしまいました。一つ一つの動きが大きく凄くダイナミックで、天空席から見ても弾ける笑顔がわかるくらい本当に全力でパフォーマンスをしているという印象でした。
このちゃんといえばどちらかといえばしなやかで指の先まで綺麗で繊細なダンスをするイメージがあったのですが、今回は広い会場ということで普段よりも大きく見せることを意識していたのでしょうか。あとはライブも後半で日向坂の中でもトップクラスの盛り上がりを見せる誰跳べという場面でアドレナリンが出まくっていたのかもしれませんね。

渡邉美穂の人を惹きつける力がスゴい!

ひらがな曲の「抱きしめてやる」ではこさかなの代打としてべみほがセンターを担当。
この時のべみほのパフォーマンスが凄すぎて衝撃を受けました。このような衝撃を感じたのはお寿司の青春の馬を見た時以来だと思います。
迫力のあるダンスと気迫を感じる表情に思わず吸い込まれてしまいました。
日向坂に改名してからはなかなか機会がありませんが、なぜべみほをセンターにしないんだと感じざるを得ないパフォーマンスだったと思います。

新曲「僕なんか」初披露

アンコールでは5月11日に発売する7枚目シングルの表題曲「僕なんか」を初披露しました。
曲調が若干ひらがなけやき時代の雰囲気もあるように感じて、それでいてこれまでの日向坂とも違う新しさも感じる曲だったので、まさに今回のライブで披露するに相応しい新曲だったんじゃないかと思います。
センターは小坂菜緒が4枚目シングル以来の返り咲き。こさかなの休業中からグループに戻ってくるまでのストーリー、そしてこれからの日向坂の新たなスタートも感じられました。
正直復帰したばかりでいきなりセンターは大丈夫なのかな?と思う部分もありましたが、こさかなが再びグループの看板を背負ってくれたことに嬉しさと感謝の気持ちが湧き上がってきましたね。
また、もうすぐ入ってくる未来の4期生の背中を押す1曲にもなるんじゃないかなと感じます。
そしてこの曲では佐々木久美と佐々木美玲の“W佐々木”がこさかなを挟む形で入り、3期生の上村ひなのも初のフロント入り。これまでフロントを支えてきた加藤史帆と齊藤京子の“としきょん”コンビはフロントを外れてこさかなを後ろから支えるという今までにないフォーメーションとなり、これもまた日向坂の新たな一面が開いたように感じました。

サプライズ失敗について

このことについては触れるべきか迷いましたが、現地参戦した者の目線として一応触れていこうと思います。
東京ドーム最終日ではWアンコールの「約束の卵2020」の曲中にペンライトの光でメンバーへのメッセージを送るサプライズが企画されました。
しかし結果としてはこれは失敗に終わり、メンバーも会場のおひさまも配信で見ていた人も結局どんなメッセージを送ろうとしていたかは謎のままになってしまいました。
失敗した理由については

  • 指示の紙が文字担当の人の席にしか置かれておらず、消灯すべき人に理解が行き届かなかった

  • ペンライト消灯の合図がステージ上部のモニターにしか表示されず気づかない人が多かった

この2点が挙げられると思います。自分は天空席だったので合図は見えていたのですが、紙が置かれていない席だったので、突然「合図を出します」と言われても何のことかわからず混乱してしまいました。
また、初日はアリーナ席でしたが、あの位置から普通にメンバーに目線を向けていたら上部のモニターの指示に気づかないのも仕方ないと思います。
もちろん観客側にも至らない部分はあったと思いますが、サプライズを企画するならもう少し丁寧に周知させた方がよかったと思います。
ただ、この件についておひさまのツイートなどを見ると、「申し訳ない」「次は成功させよう!」という言葉が多くあり、非常に温かさを感じました。運営もメンバーへの感謝を伝えたいという思いから今回のサプライズを企画したわけですし、形式上は失敗してしまいましたが、スタッフとおひさまの気持ちはしっかりとメンバーに伝わったのではないでしょうか。

この先に向けて

今回はひよたんがコロナ陽性のため欠席となり、こさかなと愛萌さんも出番が一部に絞られました。さらに観客の声出しも依然として禁止されました。
最高のライブだったのはもちろんですが、正直まだ完全体のライブができたとは言い切れないと思います。サプライズのリベンジもしたいですし、今度は完全体の状態でもう一度東京ドームライブをするという新たな目標ができたのではないかと思います。
メンバーも先を見据えて進み続けていますし、今回の東京ドーム公演は大きな転機ではあるものの決してゴールではないということを強く感じたライブでした。
自分もこれから環境の変化などで今まで通りとはいかなくなってしまうかもしれませんが、引き続きこれからも彼女達を応援し、一緒に歩いていきたいと思います!

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