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点の味見

無数に広がる点の中から一つ拾い上げて食べてみると「こんなに酸っぱかったのか」とか、「思った以上に強烈な甘さだな」とか、色々な感覚に包まれ、それに踊らされている自分がいた。それらのフィードバックの速さや、閾値の高低差、感覚受容器によっても得られるものは変わるので、正しいや間違っているという判断は自分しかできないことがよくわかる。

マリリンモンローの言葉で、『たとえ百人の専門家が、「あなたには才能がない」と言ったとしても、その人たち全員が間違っているかもしれないじゃないですか。』という名言がある。あえてこの言葉を出すということは、もしかすると潜在的に自信がないということだったのかもしれないが、ものすごく共感する言葉だった。

自分の過去の経験や、目の前で自分を取り巻いている状況でしか物事を判断することができないため、100あれば100通り以上、無限に点が存在するわけで、それを全部知ることなんて到底できない。

「なんかいいなぁ」と感じることの繰り返しでしか興味は生まれないので、自分がどう映る傾向があるのかを知る術の模索をしてみようと思った今日このごろ。

私はあなたにどんなふうに見えますか?

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