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何時間でもとことん付き合ってはならないのです

ちょっと前に「真夜中の電話には出ません」という記事を書きましたが、その続編のようなものを。教会員の方でもあるいはそうでない方でも、時々電話がかかってきます。心の問題を抱えたケースが多いです。その時、果てしなく電話が続くことがあります。話が終わらないのです。主語と述語が混乱して「〇〇さんがアレでそれで…」前後関係からなんとなく意訳して理解するしかないのです。

「ああ、そうですか。それは大変でしたねえ」「死にたいと思うほどに辛い状況だったのですねえ」とこのあたりは傾聴の基本。やっぱり何事においても基本は大切です。事前に相談の時間がわかっているときなどは、自分が出席してきた牧会研究会の過去の資料を流し読みしてこうした基本を再確認することにしてます。たまに「そんなきれいごとだけやってても仕方ない。相手の状況に踏み込むべきだ」みたいな牧師さんもいらっしゃいますが、そこに行き着くまではある程度時間を重ねないと無理です。てか、本当にしっかりと聞くことができれば、それだけでOKなのですよ。あ

で、ずっと電話を聴いていると話が堂々巡りして最初と同じ話が繰り返されてきた。ここでもう1~2時間。そこで僕は切り上げさせていただきます。「すみません。この後の予定がありますので」時には「もう1時間ほどお聞きしました。続きは改めてお聞きします」と突き放すこともあります。もっとも最近は電話で30分でも長い方ですが。「電話ではなく直接お越しくださればもう少しゆっくりお聴きできますが」と申し上げることも。

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