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砂漠の果てに

成功してみせる

砂漠の中のテント暮らしはつくづく嫌になっていた。
ラクダを育て一族の中で暮らしていた。
親に決められた女性と何となく結婚し、今まで生きてきた。

ある日、町から村へ商売に来ていた商人から町の話を聞くうちに自分も町へ出たくなった。
そして、ラクダの売買で一旗揚げるという野望が芽生えた。

町へ出た。
両親や妻には何も言わず一人で勝手に町へ出てきた。

町での生活はとても刺激的で楽しく、仲間も出来た。
村の生活などすっかり忘れ町での生活を楽しんでいた。
ラクダの商売も順調に行っていた。
が、仲間と思っていた人物は表面上は友達のようにふるまっていたが、
自分の商売の利権をねらう詐欺師たちだった。

騙された!

気が付いたときはすべてを失い、無一文になっていた。
友達だと思っていた人物は最初からだますつもりで近づいてきたのであり、すべてを巻き上げるとすぐにいなくなってしまった。

町に残れず、村に戻ってきたけれど残した妻はすでに再婚していた。
両親も自分の事は忘れているようだった。

どこにも自分の居場所はない。
村の中に入れず、砂漠の中で剣を腹に突き刺して死んだ。

妻は自分がいなくなった後も再婚せずにいてほしかった。
自分の事しか考えない男の最後。
最後まで自分勝手な男だった。


これは初めてヒプノセラピーの過去世退行を受けたときに出てきた過去世です。
自分のことだけしか考えない男だなというのが最初の印象でした。
今の自分はどうか?と常に考えさせられる人物でした。

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