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ファンタジアの情報に感謝です

こちらのアファンタジアの記事に丁寧なコメントで大量の情報をいただきました!

アファンタジアの私としては、本当に有り難い情報。なので、共有したくて引用しながら記事にしようかと。
dashさん、本当にありがとうございます

2024年4月26日 15:05
こんにちは、ファンタジアの者です。
私の場合、五感のそれぞれの想起できるレベルは体感以下のような感じです。

聴覚 > 視覚 >> 味覚 > 嗅覚 = 触覚

dashさんのコメントより 1 

五感でも、それぞれで想起レベルが違うのですね。
私はどれも同等に思い出せないので新鮮な情報です。

■聴覚
聴覚はかなり鮮明に想起可能で、聞いた音楽や歌をかなりの精度で思い出せます。(バックの楽器音まで)
カラオケが上手い人はこの能力が長けているのかもしれませんね。私は超低音ボイスの声帯なので音域が出ませんが…
基本的に自発的に脳内再生しますが、自分でループ再生が止められなくなって流れ続けることをイヤーワームと言います。

dashさんのコメントより 2

音楽を丸々思い出せる、という方、何人か知っていますが、これ、本当に羨ましいです。
再生する端末を忘れたときは、自分の脳内で再生して聴いている、という話を聞いて羨ましく思ったこともあります。
私は音楽再生は全くできないです。頭のなかは無音です。思考としてのモノローグにも「音」はないのです。頭のなかで歌うときも、音はない状態。でも頭のなかでモノローグ的には歌えるのですよね。

再生止められなくなることもある、と、聞いたことはありますが、これは厄介そうですね。

■視覚
視覚もそこそこ見えるのですが、私の場合、記憶の再生と妄想では精度の差が出ます。

夢で見た景色 > 実際に見た景色 > 新しく妄想する景色

どれも場面は同様に想像できるのですが、解像度の高さが上の順になっていると思います。
夢で見た景色は既に脳内で完成されたエンコード済みのイメージだからより鮮明なのかも?
実際に見た景色は一度脳内に記憶されたイメージを脳内再生用イメージに変換する必要がある?

dashさんのコメントより 3

実際に見た景色よりも、夢で見た景色のほうが再現精度が高いのですか?
それは驚きです! 夢が鮮明に思いだせるの羨ましいです。
夢を思い出せない人が多いなか、とても貴重な存在なのではないでしょうか。

会話中のイメージは特に他人のエピソードトークを聞いているときは自然とその文字情報から得られる風景を自分の実体験を元にした記憶の風景が映像として浮かんできます。静止画よりも映像が多いです。
アファンタジアの人の多くは夢を見ないのでしょうか?見ても思い出せない?
ファンタジアの人は夢よりも少し精度の低い映像を意識を交えながら頭の中で再生している、というのが例えとして近い気がします。
覚醒中にボーっとしているときに無意識に流れる夢のような映像や音声に没頭するのを白昼夢と呼びますが、
我々ファンタジアはそれを意識的に再生したり、意思を加えて見たいものをふわっと見ることができるのだと思います。

便利なシーンを挙げると
旅行の準備をするとき、(当日は家から空港へ向かって、ホテルに到着して、お風呂に入って着替えて、寝るときにスマホを充電して…)
という流れを映像でイメージして、「飛行機のチケット、着替え、スマホの充電器が必要だなぁ」と視覚的にすぐに理解できます。

dashさんのコメントより 4

会話中も、画像や映像のイメージが浮かぶことはないですね。それは読書中も同じで、小説は特に情景描写がまったく思い浮かべられないので辛いです。なので自然にビジネス書ばかり読んでしまう。

怪談話も、私は全くイメージが浮かばないです。アファンタジアの人は、会話で聞くぶんには階段話の怖さは半減してるのかも。逆に、私が怪談を話すと悲鳴があがることが多くて学生時代は不思議に思っていました。みんな話を聞くだけで怖い画像が思い浮かぶのですね。

夢は、ちゃんとフルカラーの動画で見ています。会話はありますが、夢のなかでも声とか音はないです。(偶に爆発音的な特殊な音は夢のなかでも聞こえたりします)。叫んでいても、自分の声としては聞こえていないです。

ただ、フルカラー動画で視ていたことは覚えていますし内容も朧気には覚えていますが、画像・映像として思い出すことはできないです。記述的・物語的には覚えています。
夢のなかでは味覚がないから、食べる夢でも無味です。痛みもたぶんないです。触覚はあんまり感じていないかな。

白昼夢、見たことないです。

映像での確認作業、できたら便利でしょうねぇ。
私は目を閉じたら、座っている場所から玄関までの動線も、まったく思い浮かばないですから。イメージトレーニングとか不可能です。


■味覚、嗅覚、触覚
味覚以降はそれほど正確に再現できません。恐らく五感の感受の方法や情報の性質が少し違うのかも。
ニュアンス程度に思い出せますが、そこまで明確ではないです。
梅干しやレモンを見ると唾液が出るように(アファンタジアの人はどうなんでしょう?)、刺激の強い情報はそれなりに思い出せます。

dashさんのコメントより 5

それぞれの感覚ごとに、再現の差があるのは興味不可です。
明確でなくても、若干は思いだせるのですね。
テレビ番組とか、雑誌とか、ネットで流れてくる美味しそうな食べ物の映像で、味の想像はできるものですか?
私、その辺りにとても興味があります。
飯テロとか、意味不明だったですよ。美味しそうな映像見てもお腹空いたりしないのです。

梅干し、檸檬、画像では全く、反応しないです。
直接食べれば、ちゃんと唾液でます。
PCR検査のために病院に行ったとき檸檬のポスターが貼ってありましたが、唾液はでてくれない。全く効果無しです……

幸いなのは、事故とか手術で痛かったとか、まったく痛みを思い出すことがない、とかですかね。

■思考について
私の場合、基本的には言語ベースで思考し、同時に脳内音声が流れます。
本を読むときや文章を書くときは頭の中で朗読することが多いので、速読する場合は意識して音声の再生がついてこれない速度で読みます。
ここに追加でテキスト情報から想起されるイメージが入ってくることがあります。
絵を描いたり、ストーリーのある文章を読んだり創造的なコンテンツに触れているときは自然とイメージベースで思考しています。
私は軽度のADHDで、関心のないこと(特に難しい話題の会議中)は半強制的に妄想状態になり、白昼夢のようなものを見ることが多いです。
映画館で映画を見ているときに、周りの席などが視界から消えて映像に没頭するときのように現実の情報が半分シャットアウトされます。

と、大体こんな感じです。人によって言語ベースと視覚ベースのバランスやレベルは当然違うと思います。

長文になりましたが、少しでも参考になれば幸いです。

dashさんのコメントより 6

思考は、きっととても差が現れるところでしょうね。
ファンタジアの方々でも、色々なパターンがありそうで興味深いです。
アファンタジアの症状としても、人によってバラバラみたいですし、ますます興味が湧きましたです。

やはりイメージでの思考というのはできるものなのですね。
妄想状態での白昼夢は、目を開いていても眼の前で別の映像が展開するということですか! それは、想像を絶する世界です。

これほどたくさんの情報を、丁寧にコメントしていただき、本当に感謝です!
とても参考になりました。

アファンタジアとしての症状は、気づいた方が発信してくれたりして思っていたよりは知ることができていますが、ファンタジアの方や、ハイパー・ファンタジアの方の情報ってなかなか得られなかったので、とても貴重です。

本当に本当にありがとうございました!



AIイラストはPixAIで生成。

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