逆張り相場、転換について

方向感がなく、難しい動きをしている時は、皆どっちに行くんだ、と神経質にチャートを見ている。

直近高値安値や節目を超えて行きそうなローソクができそうになったり(まだローソクは確定していない)、ローソクが確定した直後に「上か!」「下か!」とエントリーすると、直後にエントリーとは反対方向のローソクが出現し波の向きが変わる。

反対かよ、とその動きにつられるとまたエントリー方向とは逆に動き往復ビンタを喰らう。

レンジ、動かないもみ合い相場の時にトレンドを期待したりトレンドの初動に乗ろうとし過ぎるとこのように逆張り組の餌食になる。

トレンドレスな状態からトレンドが発生する時は値動きでわかる。勢いよく早い速度で、大きな陽線陰線をつけにいく。

短期的な大きな上昇、下げで極端な値段をつけた後にもみ合いとなった場合のレンジ明けから反対方向にトレンドが発生するなどのパターンがある。

そんな事が起こる可能性があるので初めの大きな動きの後短期足が逆行し始めたら、まだ心配する必要がないようにその時は感じていても利食って、冷静に展開を見守る方が良い。

反発が入った後は、高値安値更新できるのかどうかに注目すると次の展開予想が早く行える。

上がる形になった、と思っていても高値を切り下げればみんな売ってくるので予想に反して下げに入ったりする。

結果は決まっているわけではなく、展開を見て下げに戻ったり上昇転換が継続したりする。

下げに戻ったように見えても直近のブレイクによるサポレジチェックなどでサポートされれば上昇の流れに戻るだろうし、下抜けすればかなり落ちる展開になると予想がつく。

早くそこを見極めるには短期足を使う。
上位足で揉み合っていても短期足ではエリオットを形成しているなどヒントがある。
(だからと言って簡単に上位足のトレンドは転換しないが)

下位足での形、その動きを織り込んでいる上位足の形を両方認識して下位足の動きがどの程度のものかを判断する。
下位足の動きによって上位足が影響を受け方向が出るようなら下位足による早い判断でエントリーしてみる価値がある。

下位足で流れ、波が転換しそうでも24時間線を超え安定しなければ転換は起こりにくい。流れの方向が変わるには24時間線ぎキーになる。
大きな下げの流れの後の転換するかもしれないシーンでも24時間線の下や24時間線付近をウロウロしているうちは方向感が出ない。
因みに動かない相場では24時間線に回帰する事が多い
(引け値が24時間線付近などしょっちゅう)

転換するのがどうかを短期足のエリオットなどに着目して観察している時、あの時こうだった、ああだったという記憶はその時と同じになった時は役立つが反対になった場合は余計な思い込みになる。

しかし、ある程度のパターンはあるので繰り返される形は覚えておけば使える知識となる。

転換してもおかしくない形を作ってるな
転換しない事が多い形になってきたな
この後こうなったら転換が濃厚だな
この形になったらこうなる気がするな

という経験則、記憶による感覚は属人的だが重要な要素。何となくの感覚ではなく、分析しながら、取引しながらチャートを見て来た蓄積からの感覚なら信用に値する。

フィボナッチの76.4%戻し(少しのオーバーシュート含む)は最近特に重要。
高値安値更新直近での戻しが入りやすい。
(超短期雲が一旦ねじれる展開も)
ここからの圧力を跳ね返せるか戻されるかが、今のトレンド継続か反転かを判定する上で重要。
(もちろん高値安値に並んだ時も)

強い展開の時は勢いよく、何なく抜けていく。

トレンドが弱い時は結果的に高値安値更新となる場合も、もみ合い、三角保合などのチャートパターンを形成中のしてからになったりする。

その場合、上昇中の高値切り下げ、下落中の安値切り上げの形を結果的に作る事になるが動いているチャートでそのように調整に入るのか、一時的にその形を作るも抜けて行くのかをジャッジするのは難しい。

というより、どっちになるのかをマーケットが決めている段階で、予測は難しい。

だからそんなあやふやなばめんに新規で手を出さない。

もう既にエントリーしていて、そこを抜けようが反転しようが、もう利益がたっぷり出ており、結果を見て利食いを考える立場にある事を目指す必要がある。

新規で入るなら、
反転の場合はその後の戻りから
抜ける場合も戻り(リテスト成功)からになる。

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