金利って?【素人投資021】

前回の記事で、「ここ数年は日米金利差と為替の関連性が強い」という一つの結論がでてきました。

じゃあ金利の動きを探れば、為替の動きを見えてくるのでは?
ということで、今回の記事では金利について書いていきます。


金利とは?

例によって最初に言葉の定義を確認しておきます。
何となく金利高い=悪いみたいなイメージがありますが、実際どうなんでしょう?

「お金の貸し借りをする際に、かかる利息を計算する割合のことを金利という。」
らしいです。小難しい言い方っ!!

消費者金融などから借りたお金を返す際は、借りた金額+利息を支払わないといけません。
利息を貰えないとお金を貸す側にメリットがないですからね。
この時の利息は、「借りた金額×○%」で計算します。
この「〇%」、これが金利です。
金利が高い場合は高い利息を払うことになるので、金利高い=悪いというイメージがある訳ですね。

短期金利

1年以内のお金の貸し借りに適用する金利のことを、短期金利といいます。
参考に三菱UFJモルガン・スタンレー証券様の記事を張っておきます。

この記事によると、銀行間のお金の貸し借りに使用される金利(短期金利の
1つである「無担保コール翌日物金利」)を、日本銀行が上げ下げすることで金融市場を操作しているそうです。

「日本銀行が上げ下げする」というところから、短期金利は政策金利とも呼ばれています。

長期金利

お気づきかと思いますが、短期金利があるということは長期金利もあります。SMBC日興証券様の記事がわかりやすかったので貼っておきます。

重要なことは、「長期金利は、短期金利のように政策で動くものではない」というところです。
(現在日本が行っているマイナス金利政策は例外です。)

金利の動きを探ってみよう

上述したとおり、短期金利は日本銀行が設定します。
そして、長期金利は短期金利の推移を元に決まってきます。

では、日銀は金利をどのように決めるのでしょうか。
イオン銀行さんの記事でわかりやすい図があったので、参考にさせてもらいました。

参考 https://www.aeonbank.co.jp/special/feature/332/

日銀総裁は、金利を自由に決めているわけではなく、景気の良し悪しを見ながら判断しているわけです。

景気の良し悪しは、雇用統計や消費者物価指数等の様々なデータから判断しているので、私たちも統計データの発表は気にした方がよさそうですね。

ちなみに、日銀総裁と言っても予想は結構外れることはあるようです。
最近でいうと、11月8日に植田総裁は「物価見通しに誤りがあった」と発言しています。

まとめ

円高銘柄・円安銘柄どっちを買えばいいかの判断をするために、為替について調べ、為替は金利から影響されると知ることができ、金利は景気動向によって決定されることがわかりました。

景気動向 → 金利動向 → 為替&株価相場

今まで不透明だった部分が少しずつ見えてきて面白くなってきました。
たくさんのデータを見て、市場がどう反応するか想定してポジションを取っていくと良さそうですね。

ですが結局のところ未来は誰にもわからないので、どう転んでも良いように準備しておくことが大失敗しない為には重要そうです。



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